夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときには私たち夫婦は、小庭の手入れを昼食抜きで奮闘しても、あえなく私は・・。

2018-11-02 15:45:07 | ささやかな古稀からの思い

私は民間会社に35年近く勤め、2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
その後は多々の理由で年金生活を始めた身である。

そして東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住み、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭で、
雑木の多い小庭に囲まれて古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

昨日の夕食の時に、私は家内に、『明日(あす)、庭の手入れをするよ・・』と言ったりした。

常緑樹、落葉樹の雑木は、枝葉は伸び、剪定をしなければ、と思うばかり、
体力の衰えた私は、さぼったりしてきた・・。

            

我が家の敷地は変形5角形で、家屋を建つと、玄関庭と主庭となり、
原則として小庭の手入れは私の責務の範疇であるが、蚊(か)の出る5月下旬頃から10月頃までを除き、
体力の衰えた私を見かねて、ときおり家内の支援を受けることもある。

ご近所のお宅の殆どは植木屋さんに年に数回依頼しているが、
我が家の小庭の樹の剪定は、私たち夫婦が自己流で樹木の剪定しているのが、
私が定年後、ここ14年目の実態となっている。
        
私が2004年(平成16年)の秋に定年退職した以前は、
5年ごとに植木屋さんに依頼するたびに、大きくなってしまった樹、
そして枝葉の処分料が多かった為か、5年ごとに50万円前後を要してきたが、
この間は、私がこっそりと植木屋さんの剪定した状況を物真似をして剪定してきた。

そして私が定年後まもなくして、ご近所より少し広い我が家は、少し樹高は低くしているが、
植木屋さんに年に数回依頼すれば、数10万円と教えられたりした。

こうした時、家内は私たちの旅行3泊4日が2回ぐらいできるわ、と言い、
小庭の手入れは私の責務の範疇であったが、年に数回は家内の手助けを借りている。

             
                                         
昨夜、天気情報を視聴したりしたが、明日の2日は快晴、と報じていた。
私は爽やかな秋晴れの中、ときには庭仕事も健康に良いよなぁ、と微笑みながら家内に言ったりした。

近くにいた家内は、『あたしも手伝うから・・』と微笑んだりした。

今朝、私は6時半過ぎに目覚めて、やがて家内と共に談笑しながら朝食を頂だいたりした。

やがて私たち夫婦は8時少し前に、玄関庭に下り立った・・。

こうした時の私の容姿は、ストレッチパンズの長ズボン、着古したスポーツシャツ、
帽子
ウォーキング・シューズ、帽子、滑り止めの軍手をし、剪定鋏(ハサミ)を腰の周りにしている。

家内はトレーナー姿にエプロンした容姿でタオルを姉さん被(かぶ)り、
ウォーキング・シューズの万全な容姿で、滑り止めの軍手をしている。

そして私は切れ味抜群の鋸(のこぎり)右手に持ちながら、
適度な台に乗り、枝葉を切り落としはじめた。

家内も鋸(のこぎり)右手に持ちながら、伸びた枝葉を切り落としたり、
或いは剪定鋏(バサミ)を器用に使ったりしていた。

私は74歳となり、家内は誕生日を迎えると69歳となり、高齢者夫婦に該当するが、
それぞれ奮戦すれば2馬力だよなぁ、と私は微苦笑したりした。

                   

やがて我が家の歩道に面した垣根のカイズカイブキ、アカネモチ、ツバキ、
或いは小庭にあるサカキ、モミジ、キンモクセイなどを剪定したりした。
              
私は若き40代の頃は、殆どの雑木は樹高10メートル前後にしていたが、
齢を重ねた60代の頃から、樹高3メートル前後ぐらいにしなければ、
手入れが困難になる、と家内の助言に基づいて、小ぶりに剪定したりしてきた。

しかしながら私は無念ながら体力の衰え、30分毎に簡易椅子に座り、用意した煎茶を飲み、
5分ぐらい休息としたりした。

そして40代の頃は、55分ぐらい剪定したり、草むしりをして、
5分ぐらい休憩で奮戦していたよなぁ、と私は苦笑したりした。

やがて私たちは3時間ぐらい樹木の剪定をした後、剪定は中断して、
散乱している枝葉を市から指定されている『燃えるゴミ袋』のLLサイズ
(45リットル入り、有料・10袋入り、840円)に、
袋に破れないように入れる為、私たちは枝葉を適度に剪定鋏(バサミ)で切ったりした。

この後、家内は剪定が終わっていない樹に、枝葉を切り落とし始めたが、
『XXちゃんさぁ・・疲れたから・・やめない?・・』
と私の方から家内に提案したりしたのは、午後の1時半過ぎであった。

            

そして風呂を沸いた頃、家内に先に入ってもらい、
私は玄関庭に移動して、片隅にあるテラスに簡易椅子に座り、煎茶を飲んだりした。

私は若き40代の頃は、こうした時はお寿司屋さんから頂いた大きな湯呑茶碗で、
冷酒を二杯ぐらいは呑んで待機していたが、
その後の50代の時は、殆どビールを呑んだりしていたが、
今や煎茶を飲む身となり、やはり齢かしらと苦笑したりした・・。

まもなく家内が居間から、小声で
『お風呂を上がったわ・・選手交代ょ・・』と私に言ったりした。

『了解致しました!!・・』
と私は若き自衛官に負けないように大声で応(こ)えた。

私は体力の衰えてきた中で、ハァ~ィ、と応(こた)えるのは、ボケてきたと誤解されるので、
たとえ夫婦間であっても、せめて返事ぐらいは清く正しくしている。

やがて私は小庭からお風呂場に向かう途中、市が指定された我が家の門扉の内側に、
『燃えるゴミ袋』のLLサイズが10袋あり、私はお互いに健闘したよなぁ、と私は微苦笑したりした。

そして私は家内の奮闘に鼓舞されて、朝8時より昼食抜きで5時間半ばかり奮戦したが、
今こうして投稿文を綴っているが、けだるさを感じて、やはり齢だよなぁ・・
と心の中で呟(つぶや)いたりしている。


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4 コメント

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元気が出ました (朝も早よから)
2018-11-02 21:04:51
先日は有り難う御座いました。管理人殿の意見に励まされて頑張る気運が高まりましたよ。あの日以来、我が家では自分達の終活を真剣に考えるようにもなり、自分達には墓を用意しても居なかった事もあり末は永代供養をしてくれるお寺を探す積もりです。我が家は先日に管理人殿に相談めいた愚痴を書いたように倅達とは残念ながら疎遠となっており、今更親子としての縁を切っていますから夫婦とも挫けず清々しく出直す気運にもなっています。先日は本当に有り難う御座いました。管理人殿のブログはふとしたぺージを開いたところで偶然に目に留めたもので自分としては、何事も偶然では無い必然だと思う気持ちがあり、あれ以後管理人殿のブログ読者になっています。以後宜しく御願い致します。
返信する
こちらこそ今後とも・・。 (夢逢人)
2018-11-03 06:19:30
朝も早よから様。

昨夜は早寝した結果、今朝は早起きとなり、貴兄のコメントを読ませて頂いた次第です。

>先日は有り難う御座いました。
>管理人殿の意見に励まされて頑張る気運が高まりましたよ。
>あの日以来、我が家では自分達の終活を真剣に考えるようにもなり、
>自分達には墓を用意しても居なかった事もあり末は永代供養をしてくれるお寺を探す積もりです。
>我が家は先日に管理人殿に相談めいた愚痴を書いたように倅達とは残念ながら疎遠となっており、
>今更親子としての縁を切っていますから夫婦とも挫けず清々しく出直す気運にもなっています。

つたない私の言葉が、少しでもお役に立てて、恥ずかしくも良かったかしら、と思っている次第です。

>管理人殿のブログはふとしたぺージを開いたところで偶然に目に留めたもので自分としては、
>何事も偶然では無い必然だと思う気持ちがあり、あれ以後管理人殿のブログ読者になっています。
>以後宜しく御願い致します。

つたない私の人生航路を歩んできた私のブログをお読み下さり、
こちらこそ今後ともよろしくお願い致します。

幾たびもコメントを頂き恐縮して、貴兄のブログ上のアドレス、IDを教えて下さい。
例・・私の場合は、アドレス・・https://blog.goo.ne.jp/yumede-ai
         ID・・・・・yumede-ai (夢逢人)
返信する
以心伝心 (朝も早よから)
2018-11-03 08:18:32
管理人殿の御厚意ですが、自分は一介の投稿者に過ぎないのですみませんが個人的情報開示になる其れについては御勘弁の程を。自分は匿名で自由に投稿したいだけですので宜しく御配慮下されば幸いです。有り難い申し出ですが陰ながら管理人殿のブログを応援致したく思います。
返信する
改めて今後ともよろしく・・。 (夢逢人)
2018-11-03 09:54:10
朝も早よから様。

>管理人殿の御厚意ですが、自分は一介の投稿者に過ぎないのですみませんが
>個人的情報開示になる其れについては御勘弁の程を。
>自分は匿名で自由に投稿したいだけですので宜しく御配慮下されば幸いです。

私もブログ上では、匿名です。

こうしたことは、私は過ぎし年に、投稿文で明記致しました。

《・・私はブログの投稿文を綴ることの内容は、誰しも光と影を有しているので、
つたない私でも、ときには書くことのためらう影の内容を秘めたりしている。

たとえば幼児の時は、何かといじけたことが多く、
やがて小・中学生は通信簿『2』と『3』の多い劣等生であったりした。

そして私は若き20代の前半に文学青年の真似事した時期、新人賞に応募し、
最終候補6作品の寸前で3回ばかり落選し、敗退したりした。

或いは母は生まれてまもなく里子にだされて、やがて成人して、
里子先で結婚されて、やがて私たち兄妹の母親となったりした・・。

または次兄が自営業の資金繰りに失敗し、自室で睡眠薬を多量に飲み自裁した。

この当時の私は住宅ローン返済で苦慮していたので、
次兄から私を資金に関しては無力と感じとられて、結果的には私としては何の役にも立てずにいた・・など、
私なりに心に秘めてきた屈折した出来事を、余すことないように投稿してきた。

こうした出来事のことは、小心者の私としては、匿名であることで初めて発露できたことであり、
心のわだかまりを吐露しなければ、私としては一歩先でも進めない時もあったりした。

このような心のうめごきをリアルな現実の日常生活では、
たとえ私が言葉にしても、対人の受け止めることに困り果てることもある、と感じたりした。

小説、随筆などは、あくまで間接のワンクションンとして読者は受け止めることができ、
ブログの匿名で公開する内容も、ある意味合いに於いては同じかしら、と思ったりしている。

このような理由も重ねて、私はここ11年半近く、発信名は『夢逢人』と命名したりした。

私の綴ってきたことは、まぎれなく私の知る限り真実を発露してきたので、
リアルな現実でお逢いするのは、私の心の裸身を見られたように恥ずかしく、
文字通り、夢の世界でお逢いしたいですね、と思いながら命名したりした。・・》

このように私はブログ上では、匿名で投稿を脚色もなく、ありのままに投稿を重ねてきた次第です。

>有り難い申し出ですが陰ながら管理人殿のブログを応援致したく思います。

私にコメントして下さる中、ブログも所有していない御方で、
ときおり自由にコメントを下さる御方が確か5名・・いますので、
貴兄は今回の件、お気になさらないで下さい。

改めて今後ともよろしくお願い致します。
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