夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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介護付き有料老人ホーム“本当の負担”、年金だけなら1680万円不足、76歳の私は学び、多々教示されて・・。

2021-05-03 13:03:16 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。


こうした中で、私たち夫婦にとって難題は、
やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
介護施設にお世話になる時と思われる。

                    

このような状況で、要介護認定されている場合は、
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などを学んだりしてきた。              

そして私たち夫婦は、いつの日にか『要支援』までであったら、
何とか自宅介護で過ごせると思われるが、
やはり『要介護』になってしまったら、やむなく介護施設に入居すると思案したりしてきた。


私たち夫婦のどちらかが、いつの日にか『介護・要』になってしまった時、
国の支援を受けている費用が程ほどに適度な特別養護老人ホームに、
入居が叶(かな)わなくなってしまった時、困苦すると思われる。
      
やむなく高価と称されている有料老人ホームに、

事態逼迫する中、選定にせざるを得ない状況も思案する時もある。



こうした心情を秘めている私は、先程『介護付き有料老人ホーム』と検索したら、
『 年金だけなら1680万円不足・・介護付き老人ホーム“本当の負担” 』、
と題された見出し記事があったりした。

私は、どのようなことなの・・と思いながら、
記事を精読してしまった・・。

この記事は、『女性自身』の2021年1月19日・26日合併号に 掲載され、
公式サイトの【女性自身】に1月14日に配信され、
無断であるが、転載させて頂く



《・・「コロナ禍による外出自粛で、
“一人暮らしの老親の身体機能や認知機能が低下してしまった”
と訴えているご家族が増えています。

ふたたびこのような不安を抱えないために、
人と交流ができ、日々のケア、見守りなどの総合的なサービスを受けられる高齢者施設へ
入所させたいというニーズは、今後さらに高まるでしょう」
 
こう語るのは、『図解ポケット30分でわかる! 介護保険の上手な使い方』(秀和システム)の著者で、
介護業界専門コンサルタントを行っているスターパートナーズ代表の齋藤直路さんだ。 

「ただし、高齢者施設の入居費用は、
生涯にわたり払い続けるものであることを忘れてはいけません。

親の資産状況によっては、子ども世代への金銭的負担が大きくなります。
慎重に検討しなくてはならないのです」



ファイナンシャル・プランナーの寺門美和子さんも同意する。
「実際に親の資産はいくらあるのか、
毎月、いくら年金をもらっているのか、
そして持ち家の場合、いくらくらいで売却できるのか。

残念ながら、親子でこうした会話をするのは抵抗があると、
親の資産状況を把握できていない人が、非常にたくさんいます。

高齢者施設の月額利用料金は、年金額を考慮して算出されているようですが、
入居一時金や、介護度に応じた介護費用などの出費も忘れてはなりません。
年金だけでは、まかなえないことが多いのです」

 

介護付き有料老人ホームの場合、
はたして年金だけではどれくらい不足するのだろうか。

前出の齋藤直路さんにシミュレーションしてもらった。
 
「地方都市に住む、会社員だった父親の遺族厚生年金で生活する母親が、
80歳で施設を利用開始した場合で試算しました。
要介護度の上昇に関しても、聞取り調査のうえ、一般的なケースを想定しています」
 
死亡する年齢は92歳(93歳の誕生日の前日)で計算した。
 
「2019年7月に発表された厚労省の簡易生命表によると、
女性の平均寿命は87.45歳ですが、
じつはもっとも多くの人が亡くなる年齢は92歳です。



仮に80歳で高齢者施設に入所しても、
残りの人生は13年近くになるのですね。

また、受け取る遺族厚生年金額に関しては、
厚生労働省の『平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』の80歳の平均年金月額から試算し、
12万8000円としました」(寺門さん)
 
その収支は次のとおり。
 
『要支援2』のAさんは80歳を機に、
介護付き有料老人ホームに入所した
(※介護付き有料老人ホーム入居者の31.9%は、自立〜要支援2の人)。

6年間、状態を維持したが、86歳で『要介護1』に。
89歳で誤嚥性肺炎で一時入院。

医師からは、通常食ではリスクが高いと判断され、嚥下食に切り替わった。
退院後は寝たきりになって、『要介護4』、『要介護5』と上昇していき、
92年の生涯を終えた。

 

〈試算〉
・入居金:150万円
 
【80〜85歳】要支援2
・介護費用:1万円
・月額利用料:21万円
・合計(月額):22万円
・年金のみの不足額(月額):9万2,000円
 
【86〜88歳】要介護1
・介護費用:1万7,000円
・月額利用料:21万円
・合計(月額):22万7,000円
・年金のみの不足額(月額):9万9,000円
 
【89歳】要介護4
・介護費用:2万3,000円
・月額利用料:21万円
・合計(月額):23万3,000円
・年金のみの不足額(月額):10万5,000円
 
【90〜92歳】要介護5
・介護費用:2万5,000円
・月額利用料:21万円
・合計(月額):23万5,000円
・年金のみの不足額(月額):10万7,000円
 
◎13年間で1,680万円不足(総費用3,676万8,000円/年金総額1,996万8,000円)
 
「あくまでも概算です。
都心部の高齢者施設を利用すれば、費用はさらに高くなるし、
基礎年金のみの人は厚生年金より受給額が低いので、
不足額はより大きくなるでしょう。

また、人生100年時代、さらに長く生きるケースも、十分に考えられます」(齋藤直路さん)

 
もちろん、こうした不足分を、
親の貯蓄や、不動産や株式の収入でカバーできればベスト。

だが、足りない場合は、子どもたちで負担できるのか、計算しておくことが必要だ。
 
「コロナを理由に、親にエンディングノートを書いてもらうなどして、
資産状況を整理しておくといいでしょう」(寺門美和子さん)‥》
 
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 



今回、介護業界専門コンサルタントを行っているスターパートナーズ代表の齋藤直路さん、
そしてファイナンシャル・プランナーの寺門美和子さんのアドバイスに導かれて、
介護付き有料老人ホーム“本当の負担”、多々教示されたりした・・。


何かしら要介護度3以上が入る『特別養護老人ホーム』とは違い、
民間の有料老人ホームは、要介護度に関係なく、

入居を受け入れるところが多いと学んだりしてきた。

しかしながら入居一時金の平均値は約100万円、
月額利用料も約15万5000円にのぼることが多い、
と知人から聞いたりしていた。

さらに介護が必要になれば、介護保険の自己負担分や消耗品代がのしかかったり、
病院への通院をすれば、施設スタッフの付き添い費用も積み重なり、

 思いがけない負担金が多い、と学んだりしてきた。

もとより支払いが滞れば、恵まれた条件の老人ホームを追い出され、
格安の施設を探すことになる。



私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の外れに住んでいるが、
程近くにある有料老人ホームは、三つばかり参考例として記載する。

A:入居費(0万円~840万円)そして月額(21.1万円~35.5万円)
B:入居費(0万円~1580万円)そして月額(0万円~63.7万円)
C:入居費(0万円~3600万円)そして月額(27.4万円~115.6万円)

入居費が廉(やす)ければ、月額の負担が多い上、
やはり介護の難度、施設の優良度合により、大幅な差異がある、と思われる。

      


もとより介護の難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、
やがて永がられば本人の自己負担額が増し、貯金は切り崩しても資金不足となり、
当然ながら、退所が余儀なくされて、行き場がなく迷子のような介護難民になることである。

私たち夫婦は、裕福層には遥か遠い年金生活の身であるので、
改めて有料老人ホームの入居費、そして毎月の負担額が余りにも高価に、溜息をしたりした。

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