夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

暦(こよみ)の上では『大雪(たいせつ)』の時節、東京郊外の都立『神代植物園』を訪ねれば・・。

2012-12-07 18:41:40 | 定年後の思い
私は東京の調布市に住む年金生活の高齢者4年生の68歳の身であるが、
今朝、朝の陽射しに眩(まぶ)しげに私は見つめたりした。
そして何気なしにカレンダーを見ると、『大雪(たいせつ)』と明記されているが、
もとより暦(こよみ)の上では旧暦のことであり、
昨今は、山岳ばかりでなく平野にも雪が降り積もる季節てあり、
街はクリスマスの飾りでにぎやかになる頃かしら、と私は解釈している。

この後、地元の天気情報を見たら、朝の6時過ぎは2度、昼下がりは10度前後、夜の6時は7度前後が予測され、
冬晴れの日中を迎え、この時節としては平年並みかしら、と私は感じたりした。

私は京王線の最寄駅のひとつ『つつじが丘』駅の近くに小用があったので、
昼少し前に自宅を出た。
そして小用を終えた後、駅前のバスをぼんやりと眺めていたら、
『深大寺』行きのバスが停車していたので、
深大寺に隣接した都立の『神代植物園』を訪ねてみよう、と思いたった。

私は『神代植物園』を長らく四季折々に訪ねているが、
我が家の近くに流れる野川の遊歩道を上流に向い徒歩で45分前後の道のりであり、
野川の川沿いの遊歩道を歩くのが圧倒的に多いが、
時として違ったコースを歩き、途中からパスを利用することもあった。

いずれにしても、この公園は私が通った地元の神代中学校の付近にあり、
私が中学校を卒業した1960(昭和35)年の頃に開園したが、
自転車で通学していた私は、ときおり開園前の雑木林の中を下校の時などに、
学友と自転車で走りまわったりしていた。
その後、人生の節目などを含めて、四季折々通ったりしてきた。

私が心に迷ったりした時などは樹木を眺めたり、それぞれの花に心を寄せて、
心の濾過をして浄化されたりしてきた。

私がこれまで生きてきたつたない人生には、
時として心の証(あかし)が梅(ウメ)、椿(ツバキ)、櫻(サクラ)、花水木(ハナミズキ)、
躑躅(ツツジ)、紫陽花(アジサイ)、花菖蒲(ハナショウブ)、蓮(ハス)、
木槿(ムクゲ)など、そして何よりも雑木林に心を寄せてきたので、
それぞれのコーナー園が私のひとときの迷いも知っていると思われる。
     

東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に、
私は大学2年であったが、この公園の雑木林を歩いたりしながら、
映画・文学青年の真似事をしょう、と中退を決意したりした。

私は結婚して2年が過ぎた頃、私の生家の実家に近くに家を建てた後、
家内を家の周辺を案内したり、ときおり神代植物園にも訪れたりしていた。

そして私が40代の頃は、サラリーマンの多忙の休日の折、
四季折々に家内を誘い、私は純米酒の辛口を弐合ばかり持参して、
花咲く樹木の前で、ベンチに座りながら家内と語り合いながら、
呑んだりしたことが多かったりした。

50歳代になると私は会社の業務が益々多忙となり、
家内の方はテニスに熱中していたので、
国内旅行だけは何とか休暇のスケジュール合わせる程度となり、
私が日曜日に休めた時は、ひとりで通ったりしていた。

私は定年退職後の年金生活に於いても、独りで植物公園まで四季折々、訪ねてたりしてきた。


私はバスに乗車し、車窓から中学時代の自転車で通学した情景を思い馳せたりし、
神代植物園の正門前で下車し、入園した。

そして『つつじ園』の中を通り過ぎ、落葉樹の大半は朱紅色、紅色、黄色などの染められ、
この時節でも錦繍(きんしゅう)の光景が残っていた、と私は微笑みながら歩き、デジカメで10数枚撮ったりした。
          
                    

そして『雑木林』の中の小道を歩いたりした。
                    
               

この後、『かえで園』で長らく足を止めて、眺めたりした。
               
          
               

                          

この後、『さくら園』の冬木立の情景を褒めようと歩いたりしたが、
今年は秋に暖かった為か、染められた葉も見られ、幾たびか微笑み返しをしたりした。
                          

この後、私は深大寺に参拝し、お賽銭は恥ずかしながら百円玉ひとつ、
そして十円玉ふたつ、一円玉みっつ有ったので、そぉーと入れ、心が清らかになりますように、
と祈願した後、野川の遊歩道をトボトボと歩いて帰宅した。

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