夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

年金生活の私、独り遊びのひとつ『デジカメの写真整理』が増え、微苦笑して・・。

2012-12-08 18:38:36 | 定年後の思い
私は東京の調布市に住む年金生活の68歳の身であるが、
中小業の民間会社に35年近く勤めて、2004〈平成16〉年の秋に定年退職した。
そして 私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。

サラリーマンの現役時代の私は、もとより我が家の収入の責務があるので私なりに奮闘し、
家内は結婚して3年を除き、専業主婦の身で、洗濯、掃除、料理、買い物などしたり、
親族の交際も含めて、我が家の専守防衛長官の責任を果たしてきた。

定年後の私は、年金生活を始め、家内の日常のペースを出来る限り、
乱したくないので、決意して実行してきた。

具体的には、家内は殆ど従来通りしてもらい、その間のささやかな息抜き・・趣味ごと、
これを邪魔にするのは、まぎれなく天敵と私は確信を深めていた。

そして一日、少なくとも一回は外出し、家内の自由な時間を作ることと思い、
せめて日常の買物ぐらいはと思い、買い物の担当を引き受け、独りで買物をしたりし、
その前後、独りで散策などをしている。

或いは茶坊主に徹し、殆ど朝は家内より早めに起き出して、
家内用のコーヒーを指定されたマグカップに淹れて、家内の枕元に置いたりしている。
そして日中のひととき、家内がコーヒーか煎茶を飲みたいようなことを素早く察して
さりげなく淹れている。

このように家事に関しては、恥ずかしながら殆どしてこなく、
ときおり庭の手入れは、現役時代から私の専任者となっているぐらいである。


私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

日常は私は、毎日のように独りで最寄のスーパーに買物に行ったり、
或いは駅前までの片道徒歩20分ぐらいのスーパーに行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
何かしら私は根がケチなせいか、路線バスに乗るのことなく、ひたすら歩いたりしている。
その後、自宅から数キロ以内の遊歩道、小公園などを歩き廻ったりし、季節のうつろいを享受している。

そして時折、小庭の手入れをしたり、友人と居酒屋など逢ったり、
家内との共通趣味の国内旅行をしたりしている。

日常の大半は、随筆、ノンフィクション、小説、近代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。

こうした中で、ここ11月初旬より、私の独り遊びのひとつの『デジカメの写真整理』を始めた・・。

私はブログの世界を定年後のまもない時に知り、パソコンの故障、国内旅行で出かけた以外は、
自宅から日々投稿文を重ねて、丸8年が過ぎている。

こうして中で、諸兄諸姉の皆様の多くの投稿文を読ませて頂くと、
ここ5年ぐらい殆どの方が心ある写真を添付し、
いつまでも文章だけでは時流に残されてしまう私なりに憂慮してきた。
特に旅行関係の投稿文に関しては、散文を綴りながら危惧してきたのが本音でもある。

こうした思いの中、過ぎし『文化の日』の翌日の4日に於いて、
私は遅ればせながら写真添付に挑戦し、これ以降のブログの投稿文に殆ど写真を添付してきた。

これまでの私のデジカメで撮ってきた写真は、パソコンのハードディスクに収納し、
例えば、《十勝・糠平 2012.12.20.~》とファイル名を付けて保管し、
印刷したのはたった1枚であり、ときおりパソコンを開き、これらの写真を見る程度であった。

しかしながらブログの投稿文に写真を添付することになり、
これまでの定年後のデジカメの写真を整理するのに、パソコンに添付されていた写真ソフトを使い、
撮影年月日の順序に並べたりしたりした。
               
     この写真は、2004年の秋に定年退職を迎え、デジカメを記念品として夏に買い求め、
     初めて撮った写真の一葉で、猿滑り(サルスベリ)として慕(した)われている百日紅(ヒャクジッコウ)の樹木を撮ったりした。

そして昨日は、たまたま神代植物園に行ったりして、
             
このような写真を撮ったりした。

こうした丸8年を過ぎたデジカメの写真の数々を整理しているが、旅先の風景を懐かしく見たり、
或いは駱駝(ラクダ)に乗っている家内を撮った写真を見ながら、
あの旅先では、と思い馳せたりしていると、整理が進まず、独り微苦笑している。

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