「知音食堂」(チインショクドウ)
池袋中華街に来たら、まずは訪問してみたいと願っていた有名な四川料理店。
場所は池袋駅北口近く。飲食店が立ち並ぶ裏路地に目的のお店はありました。
外観も横浜中華街にある中国料理店とは違う独特の雰囲気がある。
謎めいた扉を開け、トントンと階段を下りた地下1階が店舗。
すると、すぐそこは客席。狭い空間を目一杯を使われているのだ。
現地色の濃い店内は、土曜の夜でお客様の入りも上々。
私達は一番奥のテーブル席に着席することができました。
しかし、この席は背にしている衝立の向こうがすぐ厨房。
背中越しにキッチンのライブ感がじんじん伝わってくるようだ。
着席後にセットされたのは、取り皿、箸、使い捨て紙おしぼり。
紹興酒 8年@1,500×2
見回すと来店されているお客様の7~8割が中国の方のよう。
もちろんフロアに出てらっしゃるスタッフさんも中国人で、当店のカラーとも
言える赤いTシャツを着用なさっています。
ここは、オーダーも中国語でやってみようかな♪
メンバーのお一人が勇気を振り絞って・・・。
(メンバーさん) 「○×△(中国語)!!」
(スッタフさん) 「番号でおねがいします(日本語)」
(メンバーさん) 「オーマイガッ!!」
日本語が流暢ではない中村獅童さん似のスタッフさん曰く、メンバーさんの中国語は
通じているそうなのですが、オーダーを間違えないよう念のためだとのこと。
蒜泥白肉(豚肉のニンニク和え)@680 唐辛子印は
茹でもやしの上に、茹でた豚肉。
ニンニク、唐辛子、辣油などがたっぷり効いたソースで和えてます。
ピリっとした辛さが程よく脂を落とした豚肉に合う。ご飯のお供にも良さそうだ。
歌楽山辣子鶏(鶏モモと山椒唐辛子炒め)@2,880 唐辛子印は
「歌楽山」とは重慶市にある山の名前であり
ウィキペデイア(Wikipedia)によると、辣子鶏は
『 重慶を起源とする料理のため、「重慶辣子鳥」・「歌楽山辣子鳥」とも呼ばれる 』
とのこと。
皿に一面険しいレッド色が展開される「歌楽山辣子鶏」は、四川の歌楽山唐辛子を
使ったお料理で、一般には「歌楽山唐辛子と山椒の鶏肉炒め」と言われるようです。
したがって、山盛りの唐辛子は味付けのためのものであり、
ワイルドに唐辛子を食すというものではありません。
唐辛子や山椒に埋もれた中から、カリカリ状になった揚げ鶏肉を捜索し
つまみ出していただくのです。辛さの耐久性は個人差があるので一概には
言えませんが、唐辛子印3 だけのことはありました。
私は一口いただくごとに口の中に辛さが累積していく感じ。
でも箸は止められない。
山盛りの唐辛子の中から鶏肉を捜索したいという欲求と痺れる辛さをじわじわと
感受したいとする思いが入り乱れるのだ。
いただいた歌楽山辣子鶏は、当店ではいいお値段の2,880円ですが、
納得できるものであり、連れ(寝太郎さん)とともに大満足。カプサイシン万歳
(タクロー) はひー。汗でてくるだーーー。でも、うめえーー。
(ノブロー) 辣子鶏については、魔神さんとこで詳しく勉強できるで
寄ってみるとええだ。
干煸四季豆(インゲン豆の炒め)@980
豚挽肉とインゲン豆を、唐辛子、ニンニク、ネギ、生姜、醤油などで味付けをした
濃い味のピリ辛い炒め物。
連れは、芽菜(ヤーツァイ)も細かく刻んではいっているのではないか?という所見。
水っぽさがないので冷めてもしっかり美味しい系。
歌楽山辣子鶏のあとにいただくと、辛さは天と地ぐらいの差を感じたのでした。
めっきり平和です。。
麻婆豆腐(マーボー豆腐)@980 唐辛子印は
四川料理の代表格、麻婆豆腐。
こちらも同様。 歌楽山辣子鶏の強烈な麻辣パンチをくらったあととなると、
唐辛子印2 も刺激不足に思えるから困ったものです。
豆腐は柔らかめで、他店と比べるわけではありませんが、麻辣のバランスもよく
普通に美味い。 白飯@150×2 を追加して完食です。
汤圆(中華団子)10個@480
中には黒芝麻(黒ゴマ)。市販品ではないかと推測ですが、それなりに満足。
洗練さを極めた四川料理ではなく、大陸の大衆的な食文化を感じ取れる四川料理。
これが池袋中華の魅力なのではないでしょうか。
お会計は、4人で
上記お料理ともろもろのお酒とソフトドリンクなどで合計10,100円。
中国料理満足度数は、★★★★ 積極的に大好きです。
半ば日本人向けに観光地化されてしまった横浜中華街より、
中国大陸のエネルギッシュさが留まる池袋中華街は面白かった。また来たい
知音食堂 (チインショクドウ)
東京都豊島区西池袋1-24-1 宮川ビル B1F
TEL 03-5951-8288
営業時間/月・火 17:00~翌3:00 水~日 11:00~翌3:00
定休日 無休