中国四川料理「天悠」 (テンユウ) 再訪。
入店後、指示を受けたのは前回とまったく同じ2人掛けテーブル席。
卓上 周りは変わらずなので省略します。
お目当ては私の課題、辛さの段階を選べる麻婆豆腐。
この前せっせと春巻を包んでいた男性スタッフさんの説明によると、
辛さ1~2倍は通常の辛さの範囲で値段は1,260円。
3~5倍が本場の辛さで1,470円とのこと。
ここは、本場の辛さを試したいところ。 自身、辛さへの耐性はあるほうですが
我慢大会ではありませんし、味がわからなくなるほど辛いのも嫌だ。
「辛さ3でお願いします」
セットは、バンバンジー、ライス、スープ、アンニンドーフ、コーヒー付。
食後のコーヒーは、温・冷が選べたので、HOTでお願いし、一仕事終えた心持になる。
「麻婆豆腐、本場3で」
注文を厨房に通したスタッフさんは再び海老の殻むき作業に戻った。
ちらりとカウンターを見たところ点心の皮も準備されている。
この時間帯、点心作りは彼の日課なのかもしれないなあ。
着座後に運ばれたティーポットから茶を注ぎ、口に運ぶ。何はともあれ楽しみだ。
四川風麻婆豆腐セット(本場3)@1,470
「ご飯お願いしま~す」 厨房からの声。
きっと私のに違いない。 初対面に軽く緊張。お行儀よくしよう。
サーブ時には、好みで使えるよう粉山椒が置かれた。
バンバンジーはサラダ仕立てでニンニクの効いたドレッシングがかかっている。
これは食を進めさせてくれそうだ。
次に、スープに口をつける。出汁の弱さに落胆した。
具(海苔、玉子、ワンタンの皮)が調和せず後味もいま一つ。残念だ。
サーブ時に思ったのですが、絵面がよろしくない。
一面に飛び散ったこのスタイルが本場だとしたら食欲も2割減。
さらに経年劣化した店内+散らかりもののイメージがのしかかり3割減退だ。
またこの時点で四川の醍醐味である、芳醇な香りもとんでいることに気がつく。
豆腐は木綿タイプ。挽肉は食感を楽しめるほどにたっぷり。
小口切りのネギを使われていますが、うっかりと入ってしまったのか
形が同一でないものがあり気になってしまった。
麻と辣のバランス的には、痺れる辛さの山椒が優勢。
刻んだ豆豉が入っているもののコク不足で、旨みも足りないように思う。
先ほどのスープにも感じたことですが、これは出汁が弱いことも
関係しているのではないかと推測。 無化調を謡うにしては残念だ。
ご飯は炊飯ジャーで待機していたため若干パサつき気味。
麻婆豆腐をONすれば、さほど気にはならないため、この食べ方正解。
本場3をいただきましたが、舌先に山椒のビリビリとした辛さは感じるものの
毛穴がかっと開くような刺激的な味わいには至らずでした。
食事がほぼ片付いたところで、杏仁豆腐とコーヒー。
杏仁豆腐は、つるんとしてすっきりとした甘さ。
上には細かくカットしたフルーツ。 視覚的な影響によるものですが、不合口味。
コーヒーには一口ナッツの飴炊き付き。
前回とは印象が異なった。
中華スパイスは日が経過していて、風味が飛び、うわべだけの味わい。
出汁もしっかり取れていないので味に深みが加わらず、期待をしていただけに残念。
日によってムラがあるのだろうか・・・。
個人の備忘録としては、
前回の担々麺の方が味のバランスに長けていたように思います。
なお、点心(生)は一部になるかもしれませんが、テイクアウトの購入が可能のよう。
春巻や餃子を購入しに、地元の方がいらしてました。
ランチ満足度数は、★★★(3.3)
中国四川料理天悠 (テンユウ)
東京都目黒区鷹番3-18-18 ロフティ学芸大1F
TEL 03-3760-5524
営業時間/ランチ: 11:00〜14::30 (LO) ディナー:17:30〜21:30 (LO)
定休日 木曜日
http://china-tenyou.com/ -店舗情報「HP」より-