みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
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中国料理くろさわ東京菜 大森

2014-10-17 | 中国料理全般

中国料理「くろさわ東京菜」 定期再訪

ランチには何度となくお邪魔している当店。店の方々はいつも温かく接してくれているのに、

夜にも動ける自分が1度も訪問していないのは、あまりにも不義理だ。

某日の夜、「80c」サイトのサトタカさんたちとの会食で、予約の電話を入れた。

当店は、アラカルトでの対応も可能だが、オーナーシェフの黒沢篤也(クロサワトクヤ)氏は

聖兆」さんで料理長を務めていた経歴があり、同店の夜はコース料理のみだった。

この点も検討材料に、コースは5,000円(7~8品)、6,300円(9~10品)から選べたので

6,300円のコース料理でお願いした。

 

入店すると、店内中央のテーブルには生花がアレンジメントされ、

懐かしい「聖兆」さんを思い出す。

先客は小さいお子様連れのファミリーが1組(大人2、子供2)。おそらく、地元の方だろう。

テーブル・セッティングは、ランチコース同様に、箸置き、箸(縦置き)、レンゲ置き、レンゲ、

ランチョンマットとペーパーナプキンもセット。

ほか、昼とは違い、カラーのタオル地おしぼりが準備されていた。

この日、店はシェフとフロアを担当する男性の2人体制。

手が空けば、シェフ自らもフロアにでてサービスする。

 

着座後、スタッフさんから苦手・アレルギー食材の再確認があり、

料理は、一部を除き、基本各自分での提供。サーブ時にも細かく説明を受けれる。

まずは、本日のコース料理に使われる茸の紹介だ。

①コウタケ、②ウラベニホテイシメジ、③ムレオオフウセンダケ

秋の味覚が供されるということで、一同のテンションが上がる。楽しみだ。

再び、おしぼりの差し替え(白無地)を受け、コースへ進行した。

前菜7種盛り合わせ

①生ウニ、軍鶏のたまご、湯葉、トリュフ添え・・・生ウニとたまごをスクランブルエッグにして
                 湯葉とあわせたもの。トリュフが香りをプラスする。

②北海道産の大みぞ貝・・・臭みなく、シャキシャキとした食感。ピリ辛ソースで。

③アケビの素揚げ・・・オキアミを醗酵させたソースで。

④イクラと北海道、網走湖のシラウオの紹興酒漬け

⑤羊の腎臓・・・ピリ辛ソースで。

⑥バターナッツ(カボチャ)のゼリー寄せ・・・色鮮やかなゼリー寄せはしっとりとした甘み。
                           仕上げに甜醤油。

⑦クラゲの和え物・・・細切りのシャキシャキとしたクラゲを食用菊と共に。

羊の腎臓は、噛みしめるとレバーのようにねっとりとした味の広がりをみせた。

お酒のつまみになるな。

ドリンクは、アサヒスーパードライ中瓶@730、

リチャード ハミルトン アーモンド グロウヴ(白)@5,000 を注文。

三種きのこの煎り焼き

ぷうんと芳香を放ちながら卓上にサーブされた。

香りの良い茸たちは、白絞油で煎り焼き。味つけはシンプルに塩と微量の胡椒。

黒いのがコウタケで噛むと、ほろ苦さが口の中に広がり、とても美味。

三種、旨みが豊かで、素材の持ち味を楽しめる秋の一皿だった。

長野県信州のギタロー軍鶏と茶樹きのこの薬膳スープ

具材は、骨付きのギタロー軍鶏、ナツメ、干しシイタケ、干した茶樹茸。

肉そのものの出汁に加え、乾貨が味を深め、ぐっと濃厚。

味のしみ込んだ肉も骨からほろりと外れ、食べ応えを感じさせるスープだ。

(レンタロー) オラ、こういうのでえ好き。滋養に良さそうだで。

黄ニラ、花ニラ、新銀杏、江戸前のスミイカの炒め

藻塩を使ったシンプルな炒めもの。 スミイカは甘みがあって柔らかい。

仙台牛の牛タンの煎り焼き、黒酢ソース

牛タンは1週間塩漬けにして、その後、香辛料と共につけ込み柔らかく蒸し、いわゆる

コーンタンののような状態にしてから焼いたそう。臭みもなく、しっとりとしてほぐれ感も旨味も十分。

付け合わせは、さつまいも、イチジク、カキ、栗、ヒシの実で、肉との相性も良かった。

真ツブ貝、トマトと冬瓜、台湾風煮込み

前菜でも登場したオキアミを醗酵させたソースをアレンジしているとのこと。

一般にイメージする蝦醤ほど、クセはなく優しい味わい。

シェフの人柄が体現されているような穏やかな煮込みだ。

真ツブ貝の肝はフリッターで提供。甘辛のソースでいただく。

細かく手をかけてくれているよなあ。美味い。

アカムツの紹興酒蒸し(3名分)

新潟のアカムツは、上にはたっぷりの白髪ネギ、香菜をのせ、お披露目。

後に取り分けて提供。

「小さな骨が残っている場合があるかもしれませんから、お気をつけて召し上がりください」

1人分のポーションは少な目。しっとりした身を白髪ネギ、香菜とともに口に運ぶ。

たれがくどすぎず、丁度良い。

(レンタロー) 蒸し魚まで、ごっちゃんになれるとは思わなかっただ。

ところで管理人、アングル悪いで。肝心の魚が見えねえでねえか。

付け合わせの野菜は、シシトウ(赤・緑)、オクラ、ヘチマ。

くろさわワールドは野菜が豊富なのだ。

軍鶏出汁の白雑炊(3名分)

食事は、炒飯、白飯、白雑炊からのチョイス。卓で揃えて注文しなくてはならない。

蒸し魚のタレをかけて、さらさらっと、という店側のサジェスチョンに反応し、チョイス。

白雑炊は軍鶏の出汁を使用。

「雑炊と一緒にお召し上がりください」と提供されたのは、

ムツのたまごを砂糖、醤油、紹興酒で炊いたもの。

雑炊にのせて食べる、心強いお供だ。

雑炊に調味したムツのたまごとタレ。こんな感じに、あっさりといただけるのだ。

葱つゆそば@1,000

1人前をグランドメニューからの別注文。

同行者達と相談の上、さっぱりとした塩味を念頭にチョイス。取り分けてのサーブ。

芽ねぎのような細ネギが彩りとシャキシャキとした食感を添え、

油葱酥 (フライドエシャロット)が香りを運ぶ。

白い麺は細めで、中心に芯がある感じ。ポソポソとした歯応えだがスープにはマッチした。

デザート4種盛り合わせ

レモンと白酒のグラニテ

②すりごま団子・・・中にチョコ、レンコンの入った白玉団子の表面にすりごま。

③杏仁豆腐レモンシロップがけ

④フルーツ盛りあわせ・・・プルーン、グリーンマンゴー、キウイフルーツ。

追加注文した麺を除き、コース料理は、このデザートまでで全9品。

シェフが時間と情熱を注ぎこみ一人で作っているのだ。それを思うと、感謝に堪えない。

お茶菓子で10品目。

ナツメ、スイカの皮の砂糖漬け。

食後にはティーポットで中国茶をいただき、お替わりもお願いできた。

会計は各自分での精算。私の場合はグラス紹興酒@750、数杯のお替わりを加算し

Hand01 サービス料10%を含み、13,000円(千円未満四捨五入)

帰り際にはシェフが表まで、見送りに来てくれたので、一同で今宵のディナーのお礼を述べる。

一度は夜にもお邪魔したいと思っていた当店。時計を見ると、3時間半以上も寛がせて

もらっていたが、思った通り、心温まる優しい“くろさわ東京菜”がいただけた。

これからも陰ながら応援を続けたいと思っている。

 

中国料理くろさわ東京菜

東京都大田区山王2-36-10 石毛第2ビル

TEL         03-5743-7443

営業時間/ 11:30~14:00(13:30LO) 18:00~23:00(22:00LO)

定休日    月曜日 ※祝日の際は翌火曜日

※中国料理満足度数は、3.8~5.0 必・定期訪問(*^・^)ノ

 

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