みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

東京チャイニーズ 一凛(イチリン) 築地

2014-10-29 | 中国料理全般

東京チャイニーズ「一凛」(イチリン) 再訪

ランチ訪問時に、リベンジ再訪を決意した当店。

「80C」サイトのサトタカさん情報によると夜の方がより楽しめるらしい。

ディナーの予約で電話をかけた。

すると、リニューアルして、おまかせコース(6,500円)1つだけになったシステムが、

10月よりまた変更。

おまかせコース(5,000円~)のほかに、アラカルトでも対応ができるようになったとのこと。

迷ったが、6,000円(8~10種類)でお願いすることにした。

入店すると、広々としたオープンキッチンから「いらっしゃいませ!」と声がかかる。

予約名を告げると「お待ちしておりました。こちらの席でご用意しております」と

フロアを担当する女性スタッフさんに、店内奥、右手の半個室のテーブル席に案内してもらえた。

この日の夜は、厨房2人、フロア1人の計3人体制。流れるBGMは、ラテン系&ジャズ。

テーブル・セッティングは、位置皿、カトラリーレスト、レンゲスプーン、割り箸(縦置き)。

着座後には、タオル地のおしぼり(トレー置き)がセットされ、

「本日はご予約いただき、ありがとうございました。お料理の方はコースでご用意して

おりますので。飲み物はこちらです」とドリンクメニューをいただけた。

苦手食材・アレルギー等の再確認後、進行するが

当該コース料理にお品書きはなし。口頭説明で、各自分での提供になる。

上海蟹(雌)の紹興酒漬け

ハサミ、蟹スプーン、フィンガーボウルの提供なし。

蟹足のあたりに包丁が入っていてくれると有難いのだけれど……。

しかし、同行の寝太郎さんと共に、予期せぬ酔っ払い蟹に大喜びで、テンションが急上昇。

無言になり、せせり、ちゅぱちゅぱ吸い付く感じでいただく。

 

「けっこうお酒きついですか?大丈夫でしょうか?」

齋藤シェフがテーブルまで、様子を見に来てくれた。

コースの一番最初は、その日のおすすめやその日仕入れたものを出しているのだそう。

当店、上海蟹は2週間漬け、その後2週間位のタイミングが美味しいとのことで、

今年、最初に漬けた上海蟹とのこと。(訪問日、10月半ば)

紹興酒だれが、少し甘めだけれど、ねっとりとして濃厚な身の旨みを味わえた。

(寝太郎) いやあ、今年初の上海蟹!嬉しいサプライズだよ。

ちょこちょこっとした前菜ではなくて、いきなり勝負にでた感が凄いね。ガツンとやられたよ。

――次の料理に入る前には、おしぼりの差し替えがあった。

よだれ鶏

「一凛よだれ鶏でございます」

説明によると、最近中華の店で、蒸し鶏の前菜は、棒棒鶏ではなく、よだれ鶏が主流らしい。

白ゴマ、ナッツ、香菜が一面に浮かぶ、フレッシュで香ばしいたれは、

黒酢と醤油をベースに、花椒がビリリと効いて、じわじわと辛く、オイリー。

蒸し鶏自体、硬くはないが、少し火が入り過ぎたのかもしれない。

噛みしめたときの、ほわっとぷりっとした感覚が欲しかったが、もちろん問題なく完食。

しまえびの蒸し物

朝、築地で仕入れてきたという、しまえび。脇にはしまえびの卵、香菜。

コースに出すにあたり、シェフが試してくれた結果、蒸した後、熱々ではなく、

さまして常温でいただくのが一番美味しかったとのこと。

(寝太郎) 食材とも一期一会。マンネリズムにならず、その日コースを食べる客の

ことを考えてくれてのシェフのプレゼンだよ。話を聞いて感激した。

(ノブロー) つけだれは黒酢と刻み生姜だで。使うも使わねえのも自由だで。

私もつけるバージョン、つけないバージョンを試したけれど、使うと黒酢が勝ちすぎちゃうかな。

そのままでいただく方が、しまえびの繊細な甘みが活きて美味かった。

短角和牛(サーロイン)を3種類の醤油ソースで

シェフ自らのサーブ。

3種類の醤油は、日本、中国、タイ。上には唐辛子を酢漬けにした調味料。

エスニックな要素も合わせつつ、オリジナリティのある美味しさを追求。

付け合わせの野菜は、千葉のマコモダケ、根室のゴボウ、インカのめざめの新物、茄子。

インカのめざめ、肉に合う!

(モンタロー) ほお、短角牛なんて、トレンド押さえてくれてるでねえか。

紹興酒は、女児紅5年 ボトル(500ml)@3,200、黄中皇3年 デキャンタ(500ml)@2,800×2

愛媛県宇和島の養殖鯛のセイロ蒸し

シェフ自らのサーブ。上には、香菜と刻みネギ。

天然鯛より甘みがあるという養殖鯛を使用し、下に敷いてあるカブと共に蒸して、

ナンプラーを効かせた醤油ベースのソースをかけているそう。

口に含むと、(ナンプラーの)味が強すぎて、ややしょっぱくオイリー。もう少し控え目の方が好み。

(ノブロー) エキサイティングな料理が揃うな。興奮するで。

大海老のチリソース

オープン当初から好評を博している海老チリは、ソースに合う海老を

築地で探し、このサイズになったとのこと。ナイフとフォークがセットされる。

ソースには、海老のミソと玉子入り。

大海老の出汁も加わり、重厚な味わいでもったりとして、奥行きが深い。

(ララ・メイ) 頭の部分はミソを出すためつけているんですって。硬いから、食べなくてOKよ。

身はぷりっとたくましく、身質を噛み切りる充実感あり。

単に四川飯店の延長線にある味ではなく、アレンジしていると思う。

白い麻婆豆腐

シェフ自らのサーブ。

「豆花牛肉」という中国料理。確か、これは2人分での提供だったと思うが、失念。

下は豆腐と搾菜と牛肉の塩煮込み、その上に油の層がかかっているのだけれど、

これは、(煮込みに)唐辛子、ネギ、山椒、そこに高温の油をかけ、

上に香菜、ナッツを散らしたもの。

味が混じりすぎないよう、掬う感じで丁度よい。

豆花は舌触り滑らか、搾菜はさいの目切り、牛肉はスネ肉で歯応えがあって食感もりもり。

未知なる味の融合が口の中に広がる。

塩分が気になるところだけど、〆によくある麻婆豆腐で提供してこないところが面白いし、楽しめた。

そして、スタッフさんの話だと、「豆花牛肉」は、いま四川で流行っているとのこと。

これもトレンドを押さえているのだ。

玉子炒飯もセットされるので、かけていただく。

この組み合わせ嫌いではない。

デザートと中国茶

3種類よりチョイス。ご厚意で別々に選ぶことができた。

私は白豪銀針(白茶)。これは産毛が生えている状態の新芽の葉を摘んだもの。

ティーウォーマーに耐熱ガラスティーポット、同様にお猪口サイズの茶杯がサーブ。

「1分ぐらい蒸らしてからお召し上がりください」

指示どおりにいただくが、それではまだ早く感じた。時間は長く蒸らしたほうが良い。

含むと口当たりが優しくすっきり飲めて、柔らかな甘みが上品だ。

デザートは、和の趣きの器で、杏仁豆腐。ジンジャーが効いて味がライト。

Hand01 お会計は1人当たり11,000円(千円未満四捨五入) 

シェフは調理について、詳しく説明してくれるし、人当たりも良い。

また、サービスの女性スタッフさんも、細かく気を配ってくれ、快適に過ごせた。

リベンジ成功。夜に訪問してみないと真価がわからぬものだと感じ入った。

 

東京チャイニーズ 一凛(イチリン)

東京都中央区築地1-5-8 樋泉ビル 1F

TEL     03-3542-6663

営業時間/ 11:30~14:30(L.O.14:00)17:30~23:00(L.O.22:00)

定休日    日曜・祝日・第一月曜日

中国料理満足度数は、3.8~5.0

コメント
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