横浜中華街、朝陽門(東門)そばの上海料理「張記小籠包」(チョウキショウロンポウ)
オーナーシェフ張氏は高級点心師の資格を持つ。
私自身、当店の小籠包が、現在横浜中華街で一番口に合うため
友人との昼食に提案。その激うま小籠包がセットできるメニューがあるのだ。
店内は細長い造りで、入口右手には、小籠包用のスペースがあり、厨房は左手奥。
客席はテーブル席のみで、表からはわかりずらいが、奥にも卓が2つレイアウトされ、
ぐるなびによると総席数は20席。小体である。
利用は入口に近いベンチソファのテーブル席。着座後にメニューが渡される。
平日にしかお邪魔したことはないのだけれど、ママさんが小籠包とフロアを担当し、
厨房の男性シェフと2人体制。
たまにランチの早い時間に来ると、シェフが一人で、お客様の対応もこなすわけだから、
てんてこ舞いをしている。
卓上には、醤油、酢(黒酢)、辣油、黒胡椒、爪楊枝、テッシュボックス。
箸は箸立てにまとめて。
特別にドリンクを注文しない場合は、ピッチャーで冷たい茶が提供される。
土鍋鶏肉煮込み麺@980(税別)
超得選べる麺セットからチョイス。
点心は4種類のうちから、看板小籠包の伝統上海小籠包を選び、カスタマイズした。
このセットには、サラダ(ゴマドレッシング)、漬物(ザーサイ)、デザートが付く。
受け皿付きで、グツグツ音をたてながら運ばれてきたのが、私の注文した鶏鍋麺。
具材は、青菜、鶏肉、刻みネギ。
箸をすべりこませると、麺は滑らかな喉越しのストレート麺。
鶏がらベースで出汁を取った塩味スープは、緩くナチュラルなとろみがついて、熱々ふうふう。
僅かではあるが、カゼイン膜効果あるかな。
あっさりしているけど、まろやかなコクがあって、身体の中からじわじわ温まる感じ。
鶏肉もホロホロ状態。底に沈んだものも、レンゲでしっかり救出!逃すまじ!
伝統上海小籠包には、針生姜もつく。
黒酢を使うのも好みだが、そのままで、せっかくの美味しいスープを楽しみたい。
針生姜は、お口直し程度につまむ感じで。
小籠包は1個の大きさがたくましく、都内の小籠包で例えるなら「新亜飯店」さん級。
むっちりとした少し厚めの皮を噛み切ると、スープがじわわっと溢れ出てくる。
スープの味も綺麗だが、味も良い。
豚挽肉のコンディションも良好。肉の臭みは存在しない。
充実感のある小籠包は、胃袋だけでなく心も満足させてくれる。
またこの感覚に浸りたくなるリピート必至の味なのだ。
二色張記水餃子(10個)@700(税別)
追加の別注文は、これも好評を博する水餃子。2つの味を楽しめるミックスでオーダー。
スパイスの効いた独特の風味をもつタレがセットされる。
モチモチでコシのある厚めの皮を噛み切るとジューシーな餡がお目見え。
白がニラで、緑がセロリ入り。熱々ハフハフ。食べ応えがあって、美味しさも満点。
ちなみに、友人のランチは別のセットものを注文。 特選タンタンメン@650+小籠包@300(各税別)
具は、肉そぼろ、青菜、もやし、刻みネギ。パンチ控え目の食べやすい味だそう。
この日のデザートはタピオカ。グレープフルーツ果汁に砂糖を加えたシロップで提供。
口がさっぱりとして、この使い方も悪くはない。
中華街の人の集まる通りから外れ、見過ごされがちなのは勿体ない。
最近のお気に入り店である。ぜひ、お試しください。
張記小籠包
神奈川県横浜市中区山下町79 松方ビル 1F
TEL 045-641-0870
営業時間/ 11:00~24:00(LO.23:30)
定休日 年中無休 ※当店はペット同伴可能。
張記小籠包 (上海料理 / 元町・中華街駅、日本大通り駅、石川町駅)
※横浜中華街満足度数は、3.9~5.0