中国東北料理、延辺料理「千里香」(センリコウ)上野店。
場所は、御徒町駅(北口)と上野駅の中間ぐらい。御徒町側から向かうと左手に確認できる。
(ノブロー) 今日は、好物の羊串肉をガールフレンドのララとごっちゃんになるだ。
(ララ・メイ) 皆さん、お邪魔するわね。寝太郎も一緒よ。
(寝太郎) いやあ、びっくりしたよ。通し営業の影響なのか、まだ夜の早い時間なのに
満席なんだ。待ち席で並んだよ。お客さんは、中国人ばかりで日本人は僕達だけだね。
待つこと少し。
席の準備ができたようで、細長い店内奥の右手、靴を脱ぎ、足を下ろせる座敷席の
入口側へ案内してもらえた。お隣は中国人女子2人。
卓上の自動串焼機で炭火焼の羊串を楽しまれている。
着座はできたものの、店が忙しくて、しばらく放置状態だったけれど、なんとかフロアを
行き来するスタッフさんをつかまえ、メニューをもらった。
この様子だと料理はまとめて注文した方がよさそうだ。
オーダー後には、ロゴ入り箸袋にはいった箸、取り皿、使い捨て紙おしぼりがセット。
瓶ビール(キリン)@550 に続き、3種類の突き出しが運ばれてきた。
羊肉(羊カルビ)(1本)@150、特辣羊肉(ピリ辛羊カルビ)(1本)@200、
麻辣羊肉(マーボー羊カルビ)(1本)@200、羊精肉(羊赤身)(1本)@200、
羊筋(羊スジ)(1本)@200 各税別、各2本ずつ。
各肉串について説明なし。わかるのは冷凍ものであるということだけだ。
羊肉とともに置いていった手もと調味料は、クミン、唐辛子、粉状のミックススパイス。
中国人スタッフのお兄さんが炭を入れてくれ、卓上自動串焼スタート!
……肉串を置き、凝視するがちっとも自動を感じない。
焼き鳥屋の店員さんのように、自分で串をコロコロ回転させる始末。何かおかしいなあ。
お隣を窺ったところ、きちんとスライドしているではないか。
それもそのはず、卓上自動串焼機の脇にはスイッチがあり、これをONにしないと動かないのだ。
しかも串はこの位置にセットしないとならない、ということがわかった。
店の人も忙しいのか、私達がリピーターと思ったのか、はじめに自動串焼機の説明はなかった。
ローカル飯で、化学調味料を気にしていてははじまらないのは、重々承知だが、
当店その化調の味が凄い。串に刺さった肉には存在感★★★
推測するところ、あの粉状のミックススパイスだ。
それでも、炭はきちんとしたものを使っているので、羊串肉は香ばしい。
私自身は、カルビより赤身やスジの方が口に合い、楽しめた。
なお、卓上の炭火でかっかと暑くなるが、スタッフさんが状況を判断し、
空調を調整してくれるため、居心地に問題はない。
(ノブロー) 羊串肉を自分で焼けるってのが、店のウリでもあるだ。
拌海螺(サザエ和え)@980(税別)
サザエと行動を共にするのは、タマネギ、人参、キュウリ。
見た目にもボリュームはあり、その頂には香菜。
小鼻から汗が噴き出そうな色合いに躊躇しながらも、箸をのばす。
口に含むと、濃くて、先に甘さを感じ、次に辛い。 辛さに先行した甘さだ。
これも次第に舌が違和感を感じる。化調の存在感★★★☆
酸菜排骨炖粉条(漬け菜スペアリブ煮込み)@1,200(税別)
「炖粉条」は、春雨の煮込みという意。スペアリブは出汁で全てを使い果たし、スカスカ状態。
しかも、手強い化調の存在感★★★★★。 敢え無く撃沈。2人とも戦線離脱した。
申し訳ないが……会計となる。
酒はほかに、黒霧島(芋)ボトル900ml@2,800(税別)を注文。
お会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)
退店時も、店は中国人客でいっぱい。
この客の入り方を見ると、化調が慣れ親しんだ故郷の味に通ずるのか?
と思ったぐらいで、自分にはまだまだ耐性が足らないことがわかった。 失礼しました。
千里香(センリコウ) 上野店
東京都台東区上野6-8-19 上野松島ビルB1F
TEL 03-5807-1761
営業時間/ 11:00~24:00
定休日 無休 -店舗情報「食べログ」より-
中国料理満足度数は、2.7~5.0