みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

麻布長江 香福筳 (アザブチョウコウ コウフクエン) 西麻布

2015-07-27 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

麻布長江 香福筳」(アザブチョウコウ コウフクエン) 再訪

某日はHPより、リーズナブルなランチおまかせコース(5品+デザート・中国銘茶)

3,500円(3,780円)を2名で予約。

入店後、案内を受けたのは、前回同様、入り口に近い個室。

トレー置きされた香りの良いタオル地のおしぼりは冷やされて提供。

テーブル・セッティング等は変りがないので省略しますが、気になるのはスプーンの存在だ。

てっきり、フカヒレのための用意と思っていたけれど、そうなると5,000円(5,400円)の

ランチコースでなければ用意されないはずだ。

すると、これはスタンダードでのセッティングということになる。

なんという思い込みの深さ、自身の愚かさに愕然としていると……。

 

個室の扉が開き、いつものスタッフさんが挨拶で顔を見せてくれた。

「いらっしゃいませ。平日なので温かいお茶、冷たいお茶もサービスでご用意しております」

また再訪までに期間が空いてしまったが、変わらず笑顔で接してくれて本当に嬉しい。

ドリンクメニューから生ビール(サントリープレミアムモルツ)@800(税込@864)を選び

注文を伝え、スタートする。

なお、当該、コース料理にお品書きはなし。

苦手食材、アレルギー等の再確認があり、料理は全て各自分での提供で、

サーブ 時に丁寧な説明を受けられる。

前菜3種

①茹で鶏の麻辣ソース・・・四川ではよだれ鶏(口水鶏)と呼ばれる冷菜。

②うにと木姜油のジュレ・・・柑橘のような香りのする木姜油をジュレに仕立て、
  ぴりっと爽やかな辛味で涼を誘う。

③羊のタンと小メロンのピクルス・・・酸味や塩加減は絶妙。タンは羊肉特有の匂いや、
  また癖がないため食べやすい。 

下にはキュウリ、むっちりとした鶏肉を濃厚でコクのある大人味の麻辣ソースで味わう。

甘エビの香り揚げと稚鮎唐揚げ

薄く衣をつけ、さっと揚げた稚鮎は、ほろっと柔らかく、

乳酸発酵させたまろやかな肝ソースとの相性も素晴らしい上品な仕上がり。

(ノブロー) この料理は、下から上に食べてもらうことで、お客様の運気上昇を願っているだ。

そんために特注した有田焼の皿だで、卓上には縦で置かれただ。

(レンタロー) 洒落たプレゼンだよな~。それにしても、でっけえ硯のように重たい皿だで。

 

皿にはところどころ浅い窪みがあり、ソースを受け止められるようになっているので

並べた他の料理と味が混じらない仕組み。

細部まで趣向凝らした演出だが、欲を言えば付け合わせの野菜は単調な色使いではなく

縁起の良い紅色のものをポイントで入れたら、より視覚的に華やぐのではないだろうか。

鶏手羽と桃の樹液のたまり醤油煮込み

「鶏手羽ですので、骨がついております。フィンガーボウルは骨を外したときにお使いください」

骨を入れる皿も準備され、すっかり食べる態勢が整った。

たまり醤油を使っているので色味も濃く、そのビジュアルから受けるイメージで

しょっぱさを懸念したが、ひと口目で払拭した。

鶏手羽は旨味を深める干しシイタケやネギと共に柔らかく煮込まれており、

濃すぎず品の良い味わいのため、白飯とコンビを組むより単体で勝負するタイプ。

桃の樹液は、くにゅくにゅとして、ゼリーのような不思議食感。

そして、このとき発見したのであります。卓上にセッティングされたスプーンの意味を!

いまこそ、活用のときだ。美味い煮込みソースを逃さずいただこう。

季節の春巻

以前にも実食済。

トウモロコシ・キャベツの春巻が、新人、外皮付きのベビーコーンとともに登場。

説明によると、使用しているトウモロコシはメロンと同じくらいの糖度をもつ静岡の甘々娘で

入荷の時期がシーズン中、2~3週間ぐらいと限られたもの。

皿には細かく削った自家製カラスミを散らし、かりっと見事なまでに揚がった春巻は

食べやすいように包丁を入れ、中にはその甘いトウモロコシとキャベツ、春雨。

散ったカラスミをつけるようにしていただくと、塩気が味を引き締め、たまらなく美味い。

また、オーブンで焼き上げたフレッシュなベビーコーンは、ひげの部分も甘く、

旬の恵みに感謝したいナチュラルな美味さで、嬉しさのあまり頬が緩んだ。

茄子の魚香炒め

「見た目は油っこそうに見えますが、油が素材に吸収されずに外にでているので

意外かと思われますが、ヘルシーでございます。」

料理は、スタッフさんも太鼓判を押すベストな状態で提供。

茄子、泡辣椒、香菜、肉はゴツゴツと粗切り。

これにより食感にリズムが生まれ満足度もアップ。

説明があったとおり、油の重たさがなく軽やかなスパイシー炒めだ。

オイルがすこぶる美味い。完食です。

(レンタロー) 中国語では「鱼香茄子」いうだよ。

〆の麺・飯は5種類からの選択。

1.胡麻担々麺、2.汁なし担々麺(辛め)、3.生海苔たまごスープ麺、
4.新生姜を醤油で漬け込んだ炒飯、5.カラスミのお粥。

各自違えてチョイスできるので、まだ食べていないと思った胡麻担々麺を選びましたが、

後に記録を調べたところ、初回で実食済み。3年前のことなので、うっかりしていました。

芝麻醤が効いていますが、ぽってりとした重たさはなく、軽いタッチでぴりりと辛い

バランス感に優れた担々麺です。

同席の友人は生海苔たまごスープ麺のチョイス。すると、こちらからお願いするまでもなく、

卓上に取り分け用の小碗、レンゲなど一式を揃えてくれました。

本当に至れり尽くせりであります。

担々麺と同様に平打ち麺。塩味ベースのあっさりしたスープ麺は生海苔がふわっと香り、

スルスルいただけて、口当たりが優しい。おそらく誰にでも受け入れられる味なのでは。

 

さて、デザート前にはおしぼりの差し替えがあった。今度は温かいものに変えてある。

デザート

台湾をイメージしたパフェ。

上から順に、パイナップルの泡、ココナッツアイス、パイナップルと台湾バジルの

シャーベットという3層構造。

「バジルの香りが強いですので、混ぜてしまうと(味が)バジル一色となってしまいます。

どうぞ、上から順にお召し上がりいただければと思います」

台湾の名産品を使ったパフェは、舌触り、香り、甘さのトーンを巧みに違え、

様々な方向から食べ手の感覚を刺激する夏向きのスイーツ。

食感のアクセントには自家製パイナップルのわらび餅が活躍し、このもちもち感

だけでも心弾みますが、他には卵白の焼き菓子のようなサクサクした歯触りが

加わりお楽しみが一杯で、その甘さもエレガント。

「デザートとの相性を考えまして……。」

食後の中国銘茶は、香りの良いライチ紅茶。

ティーポットも置いていってくれたので、お茶もマイペースで楽しめます。

 

スタッフさんの目配りは素晴らしく、ドリンクの追加注文をお願いしたい、

という丁度のタイミングで個室に足を運んでくれたり、ほか書き記せないほど

様々な場面で感心させられた。

中華料理店でホスピタリティ溢れるサービススタッフさんに出会うことはたまにありますが

その中でも彼は仕事に対するプロ意識も高く、サービスの質も上位クラス。

これは店にとって強力な戦力であり、財産だと思う。

 

会計は、テーブルチェックにて。

黄酒 ノンブレンドカメ出し(16度)二合@2,000 (税込@2,160)を加え、

Hand01 自身の会計は7,000円(千円未満四捨五入)。

友人との訪問であることを察知し、今回も1人あたりの金額を記して提示。感服した。

食後のお茶の時間帯及び帰り際には、丁寧なシェフの挨拶を受け退店。

夏はカエルが美味しいシーズン。入荷が楽しみだ。

(ノブロー) 最後に皆ももう知ってると思うけんど、お知らせがあるだ。

スペシャルな食の祭典「ジャパンレストランウィーク2015」SUMMER PREMIUM

が開催されます。期間は7.31~8.16迄。

もちろん、当店も参加店であり、献立も気合が入っています。

私も、当然予約を入れましたよ!

訪問を検討されている方は、サマープレミアムメニューをご確認のうえ、この機会にぜひどうぞ。

 

麻布長江 香福筳 (アザブチョウコウ コウフクエン)

東京都港区西麻布1-13-14

TEL  03-3796-7835

営業時間/ 火~金 11:30~14:30(L.O) 18:00~22:00(L.O)
                土・祝・日 12:00~14:30(L.O) 18:00~22:00(L.O)

定休日    月曜(祝日の場合翌日休み)

※ランチ満足度、中国料理満足度数は、4.4~5.0

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