中国料理 GINZA 「敦煌」 (トンコウ)
最寄り駅は、銀座1丁目及び銀座。銀座二丁目交差点近くのGinza269ビルの7Fである。
友人とのランチ、当初は他店を計画していたのですが、諸事情により当日場所を変更。
急でしたが、当店を選んだのには理由があります。
食べログ情報によると、(当店は)席数110席を有するとのこと。
これなら予約なしでも入店できるのではないかしら?
また、おすすめランチのほかに、ランチコースも3種類あるので、
ゆっくり食事が出来ると考えたためです。
エレベーターを7階で降り、レセプションで利用人数を告げ店内奥へと足を進める。
通路の左右には2~4名様用の半個室、円卓や大人数向けの個室が並び、
接待を含め様々なシーンで対応が可能のようだ。
ダイニングの窓からは中央通りの眺望を望めますが、生憎指示を受けたのは最も遠い
入口側のテーブル席。
高級感ある店内は窓からの自然光が入り込み、夜とはまた別の顔を持つようだ。
テーブル・セッティングは箸置き、箸(縦置き)、スプーン、レンゲ置き、レンゲ、飾り折りナプキン。
卓上には、醤油、酢、爪楊枝が用意。
白い布のクロスは2枚重ねで、着座後にはメニューが置かれる。
次は、タオル地のおしぼりがトレー置きされ、ティーポットで中国茶がサービス。
スタッフさんによって茶杯(ソーサー付)へ1杯目が注がれた。
料理は友人と相談のうえ、敦煌飲茶コース@2,800(税込)×2と料理長のおすすめ
手作り刀削麵4種のうちから、本格麻辣刀削面@1,200(税込)を1つ。
本格麻辣刀削面は2人でシェアしていただきたいのため、提供のタイミングは飲茶コースの
〆の食事にあわせてもらえるようお願いした。
なお、当該コース料理は全て各自分での提供で、お品書きはなし。
口頭説明はスタッフさんによりまちまちで、受けれるものと受けれないものが混同している。
刀削麵にセットされている2種前菜。料理説明はなし。
豆もやしと油揚げのゴマ油あえ、煮凝り(推測)。庶民的な味わいだ。
飲茶コース:涼菜拼盤(前菜の四種盛り合わせ)
料理説明はなし。刀削麵の前菜と同じ煮凝りが参加。
味に特筆はなく、ランチコースの前菜として華がないので、品数合わせの感が否めず、
このあとの期待値が下がる。
飲茶コース:当日湯料理(本日のスープ)
男性スタッフさんから説明あり。鶏肉、干し貝柱、冬瓜、クコの実入りの蒸しスープ。
ほんのりと生姜が効いて、胃袋がぽかぽか温まり、具材も充実しているので
食べる楽しみも得られた。このコースで1番の立て役者だなあ。
飲茶コース:黒酢咕嗜肉(黒酢仕立て酢豚)
料理説明はなし。パイナップル入りの酢豚で、野菜はピーマン(赤・緑)、タマネギを
各1片ずつと配分する数が決まっているよう。
濃厚な黒酢豚を期待していたが、昭和の流れをくむセンチメンタルな酢豚であった。
飲茶コース:点心三种(蒸し点心の三種盛り合わせ)
男性スタッフさんから説明あり。エビの蒸餃子、小籠包、焼売。
「針生姜入りの酢、マスタード、辛味醤油はお好みで使ってください」とのこと。
この点心の中でどれにマスタードを使うのだろう。
一抹の不安を抱えながら、順々にいただくと、小籠包は妙に皮が粉臭く、
蝦餃は餡に感じられるはずの塩味がついていない。
焼売はタマネギの甘みが昔懐かしく、マスタードはこのために存在したのだと、
卓上の醤油をさしながら納得した。
一方、蝦餃は味がないので、辛味醤油を活用。残念な結果だ。
広東の点心を食べなれた方には、少し寂しいものではないだろうか。
飲茶コース:蟹肉炒飯(ズワイ蟹入りレタス炒飯)
「失礼します。蟹肉炒飯です」 以下すべて、サーブ時に簡単な説明あり。
しかし、なぜ小碗を使わないのだろう。
中型ココットのような器にぱんぱんに詰められたその風体では、視覚的に食指が動かないが、
それも勿体ないので口をつけると、ライブ感を感じさせてもらえず、化調使いが気になった。
申し訳ないが、友人と共に遠慮させてもらった。
刀削麵にセットされている焼売。今度は辛味醤油のみが同行。
本格麻辣刀削面(本格麻辣刀削麺)@1,200(税込)
サーブ時には紙エプロンを渡されたが、シェアできるように、取り碗、取り箸、
取り分け用のスプーンもお願いする。
辣油の色味が先行したスープには、ゴツゴツとした歯触りが楽しい肉そぼろ、
シャキシャキのスナップエンドウ、麻辣味に好相性の香菜が浮かぶ。
もっちりとした麺は形が不均衡なため、複合的で独特な食感が生まれる。
オイリーですが印象はさほど悪くない。本日の2番手に決定。
飲茶コース:当日甜品(本日のデザート二種盛り合せ)
マンゴープリンとケーキ。
濃厚なマンゴープリンには、メロン、ラズベリー、マンゴーピューレが参加している。
飲茶コース:中国茶
茶葉自体の説明はなし。工芸茶付き。
今回の利用、支払う対価から得られた満足度では、飲茶コースよりおすすめ
手作り刀削麵の方に軍配があがった。
お会計は1人当たり3,400円。サービス料はかからず。
スタッフさんは中国人なので、ひょっとしたら全員が流暢に日本語を話せるわけでは
ないのかもしれませんね。
当店はインテリアを含め内装にこだわりをもち、洗練された雰囲気で接待に向いている
ようなので、夜はもっと力の入った料理がいただけることを望みたい。
敦煌 (トンコウ)
東京都中央区銀座2-6-9 Ginza269ビル 7F
TEL 03-6228-6616
営業時間/ 月~金 11:00~15:00 17:00~23:30
土・日・祝 11:00~23:30
定休日 無休 -店舗情報「食べログ」より-
ランチ満足度数は、3.3~5.0