小籠包CAFE 「千」(セン)
最寄駅は奥沢。駅を背に自由通りを東玉川へ進行した道の右手。
某日は自由が丘で所用を済ませたあとの街歩き。二十数年前、住んでいた奥沢が
懐かしくなりやってまいりました。
当時のお気に入りのパン屋さんで買い物を済ませ時計を見ると15時。
当店はアイドルタイムがなく通し営業だから、不規則な昼の食事にも対応可能。
小籠包をいただきながら、一休みするか。
小ぢんまりした店内は、キッチン前のカウンター席(4)とテーブルが2卓でコンパクトな造り。
一人飯に居心地の良いカウンター席もこの時間帯、利用者は私だけだ。
卓上には鎮江香醋、調味紅醋、辣油、一味とうがらし、テーブルコショー、ミニパックのからし、
醤油、爪楊枝、メニュー。コップ内には、箸、レンゲ、レンゲ台と箸置きが一体になった
カトラリーレストがまとめ置かれ、着座後には水が提供された。
蒸し小籠包(3個)@270
女性店主一人で営業しているため提供できるレパートリーは多くはありませんが、
小籠包はマストで押さえたい。
セットでいただけるものもありますが、そのメンバーが粽ではなく、おこわのため、
気持ちが動かず単品で組むことにしました。サーブ時には生姜も同行。
小ぶりな小籠包の薄い皮を噛むと、肉汁を含んだスープがじゅわじゅわレンゲに
溢れ出てくる。肉餡もスリムで私には少しスープの味が濃いと思ったけれど、
1個90円のカフエ飯小籠包としては悪くない。
また卓上の鎮江香醋、調味紅醋はお好みですが、使わずとも不足はありません。
ワンタン麺@550
レンゲを差し込みサーブ。器のくぼみは、食事の途中に箸を置けるようにとのこと。
ネギがところどころに浮かぶスープは街の中華屋さんで出会える真っ向勝負のストレートな
醤油味で、麺は平べったい縮れ麺。卓上のテーブルコショーが恋しく、また似合う味です。
注文時ワンタンは、エビか豚肉かを選べたのでエビで願い出ましたが、なかみはすり身。
このお値段なのであります。歯触りしっかりのプリプリ海老を期待する方が甘かったと密かに自己解決。
海老味も希薄ですが、庶民派醤油スープと心安い麺、そしてテーブルコショーの活躍で楽しく完食。
「お近くにお住いの方ですか?」
「以前、奥沢に住んでいたんですよ。飲食店も変わりましたね。」
話しやすい女性店主はネット情報によると上海で点心師の免許を取得したのだそう。
カウンター席の後ろには、テイクアウトできる点心が並んでいたので、私も肉まんを求めました。
その記録はまた明日。
小籠包CAFE 千
東京都世田谷区奥沢3-31-9
TEL 080-4884-3319
営業時間/ 10:00~18:00
定休日/ 水曜日・日曜日 -店舗情報「食べログ」より-