台湾料理「匯豐齋」(エホウサイ)
最寄駅は祐天寺。東口から駒沢通りを目指し、目黒税務署前の交差点を左折した道沿い。
当店を知ったのは「台湾屋台 阿Q麺館」さんで見せてもらった「台湾美食 Vol.2 」
(Delicious Taiwan vol.2)という雑誌から。
その際、取り上げられていた料理が何であったのかは、失念してしまいましたが、
幸い、住むエリア近くの“台湾美食”なので、ターゲットを台湾料理に絞り
機会をみて、一つずつ攻略したいと思います。
休日の遅い一人飯で入店。
客席は、ターンテーブルを有した円卓、丸テーブル、角テーブルでレイアウトされ、
カウンター席は見当たらない。ラストオーダーにも近い時間だし、どこに座るのが適当か、
きょろきょろしていると、店の中国人女性が声をかけてくれ、片側ソファテーブル席へ
指示を受けることができた。
あー、助かった。最近腰が痛いのよね。クッションも置いてあるから楽チンだ。
卓上には、醤油、酢、紙ナプキン、爪楊枝が完備。
着座後、箸置き、箸(横置き)がセットされ、タオル地おしぼり(直置き)、氷入りの茶、
メニューをもらえた。当店ランチメニューもありますが、グランドメニューからも注文可能。
(土日用のメニューも存在したように思います)。
また、日替わりランチ定食の本日のおすすめについても、口頭説明ありですが、
“台湾美食”の気配を感じられず、結果グランドメニューからチョイスしました。
台湾魯肉飯(台湾風ひき肉かけご飯)@1,100(税別)
丼サイズは中ぐらい。白飯の上に、茹でた青菜と少量のひき肉、その寂しさをフォローするように、
プリプリ海老が2尾と黄身がやや半熟の目玉焼きが同席している。
サービスでスープ付き。
台湾の家庭で飲むスープを期待していたので、複雑な色味に興味津々。
いただいてみたら、豆腐、なめこ、油揚げの味噌汁でした。
自分、当て込みすぎです(恥)。
(ノブロー) 目玉焼きはいつでも飯の恋人だな。ありがてえこっちゃ。
がしがし混ぜ合わせて口に運ぶ。
魯肉は八角の風味も乏しく、ゆるい甘さで、ピンボケ気味の味。
また、漬物も参加していないし、飯にかかっている肉量が少ないのだから、
全体的に薄味になり、目玉焼きパワーに頼るも、その単調さに完食までの道のりが
遠く感じられてしまうのだ。
ここに豆板醤系の辛味調味料がないのは手痛い。
食べる辣油でもいい、パンチが欲しい。
溺れる者は藁をも掴むという諺どおり、卓上の醤油に手を伸ばした。
目玉焼きの黄身に醤油を垂らす感覚で使えば問題なしであります。完食!
本場味ではなく、台湾風ののっけ飯的な印象。台湾スピリッツを感じられないのが残念であり、
これで1,188円(税込)となると、申し訳ありませんが、割高感は否めずです。
ひょっとしたら掲載された当店の“台湾美食”は麺料理なのかもしれませんね。
店の女性は、笑顔で対応してくれるし、接客も感じが良く、台湾を身近に感じられます。
また、場所柄、地元ご家族連れの利用も多く、そのため一般的な中国料理もあり、
当店の本気の台湾はイベントや宴会でないと味わえないのかもしれません。
辛口レポでしたが、当店は直感で好きなお店。
ただ一度の訪問。その味だけでは決して測れない魅力が存在しているのだと思います。
匯豐齋(エホウサイ)
東京都目黒区祐天寺2-7-20 倉方ビル1階
TEL 03-5721-3666
営業時間/ 11:00~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:30(L.O.22:00)
定休日 水曜日 -店舗情報「食べログ」より-