中国料理「チャイナルーム」(Chinaroom)
場所は、東京メトロ日比谷線、都営大江戸線、六本木駅下車。
グランド ハイアット 東京 6F。

お店のHPによると
料理長 中里 卓氏は、ウェスティンホテル東京 『龍天門』シェフ、
ウィシュトンホテル『マンダリンキャップ』料理長を経て、
2003年グランド ハイアット 東京 開業時に『チャイナルーム』副料理長、
2007年に、料理長に就任されたという経歴の持ち主。
また、中里 卓氏は台湾で行われている料理の祭典
「2007年台湾美食展 世界厨芸邀請賽」で銀賞を受賞されています。
広東・北京・上海・四川の中国四大料理はじめ、中国各地の代表的なお料理や
本格的な飲茶など、こだわりの新鮮な食材の持ち味を活かした、オーセンティックな
メニューをご提供してくださるとのこと。
洗練されたお料理がいただけるものと、かねてから訪問したかった当店へは
某日のディナータイム、お席だけの予約でアラカルト注文です。

テーブル・セッティングは、位置皿2枚重ね、リング留めされたナプキン、箸置き、
箸(縦置き・箸先が細くなっています)、ナイフ、フォーク、スプーン。
着席後、おしぼり(温)は陶器のトレーにて提供。
メニューをいただけましたが、当店の照明はとても暗い。
しかも天井に吊るされた照明の影響か、赤っぽく暗いのだ。
年配者である私と連れ(寝太郎さん)は目を細めながら、メニューの位置を近づけたり
離したり調整しながら見入る始末。 ううっ・・・目が疲れる・・・(@Д@;

お通しには、カシューナッツの青のりがけ。ぴりっとニンニクの風味が効いている。
これ、美味しい。ぐいぐい生ビール(キリン一番搾り)@950×2が進む。

旬の味覚と広東式焼き物入りチャイナルーム前菜盛り合わせ(1名様)@2800×2
- ピータン豆腐
- 蒸し鶏の辛味胡麻ピーナッツソース
- ナス甘酢漬け
- 特選クラゲの冷製
- フォアグラのジャスミン茶燻製
- 豚ばら肉のクリスピーロースト マスタード添え
- 広東式特製腸詰の釜焼き
- 特製釜蜜焼きチャーシュー
これらはアラカルトメニュー“前菜”からちょこちょこ取り揃えられたもののよう。
味を試せてお得感があります。 個人的オススメ指数4強
味わいとしては、どれも繊細で上品。すべて美味い。
個人の好みで、中からあえて一つを選ぶとしたら、フォアグラのジャスミン茶燻製。
燻製の香りをまとわせたフォアグラが激ウマイ!
コクと香りが絶妙なハーモニーを醸し出しています。クセになりそう

「お好みでどうぞお使いください」と出していただけたのは、
チリソース、生姜醤油、サクサクとした食感が心地よいカレー風味の食べるラー油。

紹興酒は、紅琥珀 5年@5800
ワイン用の脚のついたグラスで。
スタッフの方はきちんとテーブルを注意してくださっているので
サービスのタイミングは完璧でした。

活き帆立貝 2個@3200
調理法は、白身魚のフィレと季節野菜黄ニラ炒め
出来上がったお料理を見せてくださってから、取り分けてくださいます。
季節野菜は、ブロッコリー、シメジ、エリンギ、スナップエンドウなど。
貝殻の下には白髪ネギ。

お醤油を使われているようだ。想像していたものは塩味だったので少しアテが外れた。
それでも厳選された素材を使用なさっておりますから、納得の範囲内です。

本日の国産中国野菜 100g~
グラム単位でお願いできます。
お聞きしたところ、この日はチンゲン菜と中国白菜とのこと。
ハーフ&ハーフでの注文も受け付けてくださいました。
調理法、蟹肉あんかけ、干し貝柱ソース炒め、塩漬け卵とピータンの上湯煮@2100から
塩漬け卵とピータンの上湯煮@2100
こちらも出来上がったお料理を見せてくださってから、取り分けてくださいます。
塩漬け卵はアヒルだろう。ホクホクまったり。栗をイメージさせる。
薄味で素材の持つ旨みを活かした品の良い味付け。
こうなると大衆的な「光春」さんの塩玉子炒めが懐かしくも思えてしまう。身勝手なものだ。

〆は麺から2品。
以前、当店の「コラーゲン地鶏煮込みそば」をネットで拝見し、ぜひともいただいて
みたいと思っていました。 なんたって“コラーゲン”を前面に謳っていますからね。
素晴らしくお肌にも良いことでしょう。ひっそり、私の大本命。食すべし

“チャイナルームオリジナル”コラーゲン地鶏煮込みそば@1500
カゼイン質の膜がはっています。
麺は中細の丸麺ストレート。滑らかで喉越しの良いタイプ。
コクのあるスープがよく絡みます。
でも、完全塩味ではありません。少しお醤油が入っている。
この点だけは見込み違いでした。

特製くるみ担々麺@1700
麺は「龍天門」の担々麺の同様、極細ストレート麺。
上には香菜、刻みネギ、炸醤肉(肉そぼろ)。
白ごま、ピーナッツ、クルミペーストを混ぜ合わせたスープに辣油そして
山椒が効いている。
個人的には、この手の麺はタイプではないのですが、肉そぼろは質の良い肉を
使用なさっていますし、コラーゲン地鶏煮込みそばとくるみ担々麺では
麺を変えられている。
それぞれにマッチした麺を創意工夫してらっしゃるものだと見知したいです。

当店のインテリアは、
深紅をテーマに、NYを拠点にして活躍しているトニー・チーが手がけたものとのこと。
確かにスタイリッシュですが、この薄暗さは独特だ。幻想的な雰囲気さえ感じられる。
また、連れの座った位置からは、「szechwan restaurant 陳」同様、
大きいガラス越しに厨房の中が見えたとのこと。
それによると、少なくとも8人以上の料理人の方々が仕事をなさってらしたという話でした。

さて、お食事のあとには、すぐにおしぼりの差し替えあり。
連れの話によると、スタッフの方は様子を見計らいデザートメニューを用意して
待機してくださっていたらしいのですが、本日はここで打ち止め。
化粧室は店内にあり、タオル地のお手拭きやハンドクリームなども完備。
アメニティは細かいところまで配慮がなされていました。
お会計は、2人で、
上記お料理とお酒(追加は、古越龍山 8年 かめ出し1合@2200)で合計26400円。
中国料理満足度数は、★★★★ 積極的に好きです。
チャイナルーム (Chinaroom)
東京都港区六本木6-10-3 六本木ヒルズ グランド ハイアット東京6F
TEL 03-4333-8785
営業時間/月~金11:30~14:30 18:00~22:00
土・日・祝11:30~15:30 18:00~22:00
定休日 無休
チャイナルーム (中華料理 / 六本木駅、麻布十番駅、乃木坂駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0