正月早々、雪片付けの連続で、疲れが溜まりました。珍しく朝起きれない…それでも折角の三連休なのだから、何か遊びのネタを探さなければ…ということで、大好きな古道具屋に足を運んでみました。Oh!スノーボードが4,000円。しかし、これはオッカーに禁止されている遊びであります。病院勤めの長かった彼女は、ボーダーの鎖骨骨折救急患者を数多く見て来ているので、少々若い時分からスノーボードには否定的であります。若者の無茶な滑りとは違って、オジサンが颯爽と滑降する姿もまた格好の良いものでありますが、そろそろ反射能力が衰えているオジサンは柔道の受け身も取れなくなっている可能性があり、自ら諦めてもおります。
さて、古道具屋に足を運んだのは、もうひとつ興味のあるアイテムが置いてありまして、二人乗りのシーカヤックであります。前回足を運んだ時は、入荷したてで値段が付いていませんでした。今回は値段の確認と品定めでありますが、180,000円也!!!ちょっとばかり、オジサンの小遣いでは手の届かないおもちゃであります。『夢屋国王』は、へら鮒釣りで、一本櫂の和船に乗ることには慣れておりますので、カナディアンタイプのカヌーであれば操る自信はあるのですが、お金が自由に操れませんので今回のお買い物は諦めるしかないようです^^;
巻頭画像の木の芽のように、カヌーを諦めお手上げ状態になったところで、友人『貧乏父さん』が早番で仕事を終えて来ることを思い出しました。早速、新年会への案内メールを入れ、応答も待たずに新年会の買出しの準備を始めたのであります。メインディッシュは、鶏のツミレ鍋…ミンチとエノキと豆腐を買い込めば、僅か700円の材料代で3人分の鍋の完成であります。何たって、白菜もゴボウも玉ネギも自家製で補えますから^^;
味見もせずに提供しましたが、ゴボウと鶏の出汁が出ていて、ピタリとはまった味であります。(長年、主夫をやって来た味付けの感は鈍っておりません^^;)焼き物は、千葉県産の目刺し…これは塩味が日本酒に合うんです。珍しく、土曜出勤で帰りの遅い友人『ノロ君』にも電話を入れ、オヤジ三人組の新年会は深夜まで続くはずでありましたが…『貧乏父さん』の携帯が鳴り、明日の出勤が遅番から早番に急遽変更になったとの電話…サービス業とは言え、急なシフト交代の依頼では、オチオチ飲んでもいられない。夢屋料理長は、〆に取っておいた蕎麦を振舞って彼の帰りを見送ったのでありますが…彼が被っている毛糸の帽子とセーターが手編みであることに気付かない訳が無い。
「それ、奥さんが編んでくれたやつかい?」(夢屋国王)
「訳ありでね…俺だってモテ期があったんだよ!」(貧乏父さん)ですと!
手編みのセーターなんて、子どもが出来て以来、編んでもらったことのない『夢屋国王』は、僻みの眼差しで彼を見送ったのであります。ちなみに、車で迎えに来てくれた奥さんには内緒にしておくよ^^;