その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(案山子)

2012-01-19 12:10:50 | 夢屋王国

高気圧が張り出して、久し振りに山形は大晴れでありました。そのかわり冷え込みは厳しく-11℃^^;
こんな日にスキー授業でもあれば、稜線から見える盆地の景色は、しばらく眺めていても見飽きることがありません。出来ることならスキー板を雪に刺してポールを渡して椅子を作り景色を眺める…コーヒーなど山で沸かして飲めば最高の気分が味わえるのであります。しかし、子どもたちのスキー授業の足慣らしのためにスキーに出掛けていたのは数年前までの話。もう足腰が萎えてしまって、パラレルターンも踏ん張りが利かなく成っているに違いないのであります。
「スキーの楽しさ」 < 「寒くて辛い」  といった初老性の不等式が成り立つようになってから10年あまり…一時期は、北海道まで旅行した気力は…炬燵が恋人の生活に変わってしまったのであります。
それでもネタ探しに、昼休み外に出掛けてみました。青空を背景になびくピンクリボンは、私たちは『サイミ』と呼んでおりますが、道路の辻々に立てて除雪の障害物を示す目印であります。世界的な乳がん啓発運動として、「ピンクリボン」はそのシンボルとして活用されていますが、乳がんの早期発見・早期治療は重要であります…などと脱線しないように、注意の目印として使われております。

このところ、まとまった雪が降っておりませんので、大きな綿帽子を被った街路樹のトウカエデも小さな雪の塊を枝に残すだけとなっております。「綿帽子」という言葉から、何故か私は、さだまさしさん作詞作曲の「案山子」の曲をイメージするのであります。
「元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか
        寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る♪」
1977年にリリースされたこの曲と詞からは、学生として故郷を離れた妹を思う兄の歌詞のようにも受け取れますが、その心情は、兄というよりも、娘を心配する親父の心そのものだという気がします。兄の姿を借り、お袋をネタに使いながら、心配している頑固親父の心情といったところでしょうか…島根県の津和野あたりが原風景と言われておりますが、雪積む田舎よりは、雪の無い便利な都会の方が若者には楽しい場所であるはずなのに^^;
大学センター試験も無事?終了いたしまして、大学受験は前期後期と2次試験に移行し、高校入試も始まろうとしております。今春、都会の大学へ子どもを送り出した親父は、また同じ心情を味わうことになるのでしょうねぇ…しかし、2012年。緑の公衆電話から親元に電話を入れていた頃と違って、今では携帯メール絵文字付きでピッピッピィ~「欠 お願い」なんてメールが来ても、お父さんは送りませんよぉ~だ^^;
 

コメント
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