昨夜の宴会の残骸は相当なものでした^^;
オヤジ三人で、缶ビールが少々と角瓶1本で宴が終了したものと思い込んでおりましたが、『貧乏父さん(H.N.)』が差し入れしてくれた角瓶も半分空いておりました。ストーブ用の薪はきれいに無くなっており、薪割りをした痕跡も残っている…どうやら宴終了後の行動を確認しようとするのでありますが、記憶と痕跡が一致しておりません。愉快な酒飲みは、二日引き摺ることは無いのですが、久し振りに遅い起床となってしまいました。本日は自主研修日として出稼ぎは休み。後片付けを終えると緑茶など頂きながら、読み掛けの「源氏物語」など読んで雅な時間を過ごすのであります。(とは言え、第4帖夕顔までしか読んでいないのですが^^;)
そう言えば、兵庫県知事がNHKの大河ドラマ「平清盛」に何かと注文を付けているとか?私自信は、まだドラマを見ておりませんが(というよりほとんど酔って寝てしまっているので見れないのが真実であります。)確か、香水や香といったものは、体臭を消すために使われたものと記憶しているので、時代考証で忠実に描かれているとすれば、画面が汚いと苦言を呈するよりも、事実は事実として受け止めては如何とも考えるのであります。まあ、一地方の行政の長が、天下のNHKに物申すというのは、メディアに対する政治の介入であるなどと、訳の分からない論理を並べ立てる輩が現れ、結果として視聴率が上がれば、NHKも井戸兵庫県知事もしてやったりということになるのでありましょうか^^;
平安期の高貴な方々の暮らしぶりが不鮮明なので「源氏物語」を読んでいても建物の構造や歌に戸惑ってしまい読み進めないのでありまして、当時の「寝殿造」など、解説本でも読まないと情景が浮かばないのであります。雅な平安貴族とは一線を画して、本日は豪快に「菊綿」…鱈の白子のご紹介。物の本には、お吸い物の具などと解説されておりますが、真鱈の白子は新鮮であれば、紅葉おろしとポン酢で生で頂きます。少々危険な香りがいたしますが、今まで中ったことがありませんし、濃厚な味を加熱しては美味しくないのであります。昨日は牡蠣で本日は「菊綿」と、平安貴族を凌ぐ『下賤の民』の豪華な食材なのであります。
午後、講習会に参加し帰宅すると埼玉県に住む師匠から「いちご」が届いておりました。埼玉県比企郡吉見町の長島農園の「とちおとめ」であります。師匠お勧めの農家さんでありますから、粒揃い、色合い、糖度と申し分の無い作品に仕上がっております。「いちごづくりの基本は、生産者の経験と技術である。」などと「苺づくりのこだわり」と称する一文が添えられておりまして、作物というよりは作品の域に達していると感心することしきりであります。
こうしてみると『下賤の民』であるはずの『夢屋国王』は、"ネオリッチ"な暮らしぶりではないかなどと、優雅な一日を振り返ったのでありましたとさ。