その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(旅費を稼ぐ)

2012-01-22 13:21:46 | 夢屋王国

「大寒」ともなればダム湖の氷も厚くなり、そろそろワカサギ釣りのシーズンを迎えます。道具はひと通り揃っているのですが、(楽しさ)<(寒さ)の不等式が成立し、近頃はとんと出掛けた事がありません。地元、漁協でも放流事業を行っているようですが、まるでマッチ棒のようなワカサギを十数匹釣り上げても晩のおかずにもならず飽きてしまったと言ったほうが正確かもしれません。冬には冬の楽しみがある…と言いつつ、果樹の剪定や『第2サティアン』を山小屋風に模様替えをしようなどと腰板を張る大工仕事で1日が終わってしまいました。
明日は、集会所の屋根の雪下ろし。例年より屋根の雪は少ないように思われるのですが、火曜日頃からまた寒波が訪れるという予報なのだから、先手を打って人足仕事を済ませて置くのも悪いことではないのであります。齢50を過ぎても、集落では若衆は前へなどと言われて屋根の先に追いやられるので、高所恐怖症を理由に低い場所で作業する輩には、上から狙いを定めて雪をぶつけたくなるのも人情であります^^;
そんな訳だから、明日は半日潰れてしまう。午後の遊びを考えながら新聞の折込広告を見ていると近所のスーパーで「駅弁フェア」をやるという。「花咲ガニ弁当」「牡蠣飯」「蛸飯」辺りが狙い目と、我が家のオッカーに予約を入れ、昼ご飯は駅弁で心の旅を味わおうなどと画策するのであります。

「冬の北海道流氷ツアー」であるとか「沖縄スキューバーダイブ」とかタイプが真逆の旅を夢見るのでありますが、最近はギャンブルにも遠ざかっているので、お小遣いが減ることも大幅に増えることも無くなりました。したがって、旅を夢見るだけで旅費を稼ぎ出す術も持ち合わせていないのであります。出稼ぎ先の旅行で札幌を訪れた時は、パチスロが大当たりし、美味しい寿司を頂いて、お土産付きで、財布も膨らんで帰るという離れ業を演じたこともあったのですが、ここ2年間ほどパチンコも遠ざかっており勝てる確信が持てなくなってしまいました。「遊び」の定義が、ややゆとりのあるお金と時間の消費と考えるのであれば、ギャンブルによるお金の消費も娯楽時間と持ち金の交換ということで、負けを正当化出来るのですが、一時期、国王はパチンコを利殖のための生業としていたので、負ける訳にはいかないのであります。負ける訳にいかない以上、勝てる確信がないと近付かない…懸命な自制心が今のところ働いているのであります^^;
しかし、君子危うきに近付かなければ利殖も進まない。リスクを減らせるだけ減らして勝てる確率の高い勝負に出る…確か、孫子の兵法にもそんな巻があったような気がしますが、今のところ利殖のための妙案に行き着いておりません。ジャンボ宝くじによる『夢屋わらしべ長者伝説』も3,300円を連続して稼ぎ出し、投資に対して一割ほど元金を増やすことに成功したものの、大きな勝ちにはつながっていないのであります。「わらしべ長者」の場合は、商品を転々と交換していったところに成功の秘訣があるのであり、品物やお金を滞留させていても利を生まないのであります。そうか、お金を回せば良いのか…と、昨日プロジェクトOBの仲間から預かった9,000円を畳の上でクルクル回して考えるおバカな国王でありましたとさ。

コメント
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