その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

又郎伝説(むかし)

2012-10-04 12:10:19 | 夢屋工房

秋の番組編成替えで、最近のテレビ番組は特番であります…さりとて、晩酌をしては、ごろ寝を決め込む『夢屋国王』には特番もゴールデンタイムも夢の中であり、特に関係はないのでありますが^^;
つまり、ブログネタに困っているのであります。「夢屋王国」も「夢屋工房」も活動して何ぼの物語であり、手持ち無沙汰な秋の夜長は、おとぎ話でもして、野党第1党の総裁が語る「誤った歴史教育」について考えてみようなどと、新ジャンルに挑戦を試みる『夢屋国王』であります。
題して「浦島太郎伝説」…転じて、フィクション「裏(話)又郎伝説」^^;
さて、正調「浦島太郎」は、日本各地に語り継がれる竜宮伝説であり、概ね、亀を助けた漁師「浦島」が竜宮城で酒池肉林の日々を過ごし、故郷に帰り着いた時には、父母はおろか知人は誰一人として存在せず、乙姫に開けてはならないと釘を刺されたパンドラの箱(玉手箱)を開けると、白い煙とともに老人の姿に変わってしまう。(死んでしまう)というお話が一般的であります。ここで「正しい歴史認識」と大人の常識という色眼鏡で、『裏氏又郎』物語を作るとどうなるか…まず、5W1Hを整理してみようではないか。
「むかしむかし」で始まる「おとぎ話」の「むかし」とは、どの時代を指すのでありましょうか?十年ひと昔などと言いますから、「むかしむかし」でふた昔、つまり20年ほど前の話であります。「ある処」に「裏氏・又郎」なる漁師が、その両親と暮らしておりました。ここで、捻くれた大人はクレームを入れる…「ある処」ってどこよ?はいはい、その質問は想定内でありますよ^^;「又郎」の職業は漁師なのだから、漁をして生活ができる海辺、湖畔、川の「有る所」であり、筆者はその場所を特定しておりますが、「又郎さん」のプライバシー保護のために公表を控えております^^;
ここまでを整理すると、被疑者自称「裏 又郎」住所不定、職業漁師、家族構成は両親と「又郎」の三人暮らし、1992年に起こった事件に関する調書ということになります。


画像は被疑者「又郎君」家族とは無関係であります^^;

さて、正調「浦島太郎」伝説は、現存する文献では「日本書紀」にも「浦島子」として登場するらしく、正史「日本書紀」の完成が720年と言われておりますから、その原型は西暦700年代以前から語り継がれた伝承であることが分かるのであります。ちなみに「正史」とは、国家によって編纂された王朝の歴史書のことであるから、その国の政府が正統と認め、自国の歴史として教育するものであるから、権力の異動によって歴史観は変遷し、都合の悪い部分は削除されたり粉飾されたりする場合もある。したがって、信頼しうる史料ではあるのだけれども、表記された歴史的事実が必ずしも正しいと即断することは出来ないのであります。
しかし、「浦島太郎」のお話が、そんなに古いものだとは思わなかった…何たって『裏又郎伝説』は、1992年の事件簿であると時代特定してしまったのであるから、『夢屋国王』の知る1992年の時代考証も含めて、生々しい『裏又郎伝説』に仕上げなければならない。これで一週間ほどは、話題を引っ張れそうであります。つづく^^;

 

コメント (2)
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