友人である『貧乏父さん(H.N.)』は、今でも小説や童話を書こうと足掻いているのでしょうか?当然、彼の場合は文学賞に与えられる賞金狙いに違いないのだが、そう簡単に賞金が得られるのであれば、日本国民総てが文学者に転身してしまうのであります。書かなければ作品は生まれず、振るい落とされる作品が無ければ、当選する優秀作品も生まれない。何やら宝くじのような話でありますが、万人に創作意欲と筆力がある訳でもなく、苦しみもがいた人間のひとりに栄誉が与えられるとも思えるのであります。
霧氷の蔵王で貰ったのか、はたまた着処寝によって風邪をひいたものなのか、軽い鼻風邪で体調がすこぶる悪いのでありますが、ネタに困った『夢屋国王』は勇気を振り絞って、昼休みに公園にネタを拾いに出掛けるのであります。何か珍しい物をなどと探し物をしても、そう易々と見つかるものではありません。まるで『貧乏父さん(H.N.)』の小説のネタ探しのようなものであります。花を見ても木々を見ても、いつもと変わらぬ光景であり、新しい発見などありはしない。ふと帰り道に足元のコケの中に小さなキノコを発見して画像を一枚…小さなキノコが寄り添った光景を見ながら、これって童話の題材になりませんかねぇ~などと考えるのであります。
二匹連なるトンボの光景を良く見かけますが、これがトンボの交尾の状態であり、♂の尾っぽの付け根から「精包」の受け渡しが行われているのであります。こうして世代が受け継がれて行く訳でありますが、『夢屋国王』は、仕事に家庭、集落営農etc.トラブルが絶えません^^;
稔りの秋ならば、もう少し心が浮いても良さそうなものでありますが、小さなつまずきが気持ちを萎えさせてしまうことばかり、いかん如何?こういう場合は、もう一度、少しだけ将来の青写真を引き直す必要があるのであります。
悶々とした気持ちで寝床に入っていると、浅い睡眠状態の中で、色々な夢を見て、これがまた、小説や童話のネタになりそうな夢が連続で現れるのであります。残念なのは、夢の中では非常に良いアイディアであると自信を持っているのでありますが、枕元にメモ帳も置いていないから、アイディアのほとんどが目を覚ますと消えてしまうことにあります。あれまぁ…トンボの話題だっけ?キノコのお話だっけ?まぁ良いか…もう一度寝て考えよう…こうして童話賞は、完璧に消え去ってしまうのでありますよ^^;