2012年菊花賞は、サラ系3歳馬ゴールドシップが征しました。(10月21日のお話ですけれど…)
面白そうなことは何でも手を出す『夢屋国王』でありますが、競輪・競馬・競艇の類はやらないんです。第一、馬のお顔も分りませんし、勝てる気がしないのが大きな理由のひとつであります。昔からクジ運は無いと自覚しているし、勝負勘も今ひとつ…したがって、勝てないものには手を出さない…しかし、お好きな方は良く勉強されているようです^^;
「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、「好きなこと」を勉強することを厭う人は少ないはずで、よくまぁこんなところまでと勉強されるようであります。されど、本日は「菊花賞」のお話ではなく、食用菊のお話であります。
食用菊などと言いましても、全国的には刺身の盛り合わせに「つま」として使われる黄色い小菊が一般的な認知度でありまして、ましてやこれを食べようなどと言う人は居ないはずであります。ダイコンをかつら剥きして、つまを作ったり、彩りの大葉しそやパセリなど、見た目も宜しく食欲をそそる効果があるなどと言われましても、「つま」そのものを主にパクパクと食べる人は少ないことと思います。(世の中、広いですから「つま」が大好きという方が居ても否定するものではありませんけれど^^;)
ピンボケしている蔵王の霧氷
菊そのものは、延命長寿の花として中国から伝来したものらしいのですが、今ではガツガツと食べる物では無くなっております。黄色い菊は「阿房宮」、薄紫の菊は「延命楽」が由来となる菊花だと思うのですが、これがまた怪しい。一般家庭の畑の隅に細々と植え続けられて来た物が、伝わっているものだから、早生種に晩生種と様々で、どの花が正統な種なのかなんて分らないのであります。
ほろ苦い味でありますが、研究成果によれば解毒作用や発ガン効果の抑制、中性脂肪の抑制効果があるということですから、確かに延命長寿の効果があると思われるのでありますが、畑に放置した「黄菊」をお浸しにして、今夜は溜まりに溜まった頭の毒を抜くことにしましょうか^^;