ナナホシ『諸星弾』は過労死?
我が家の団らん…夕食を終えて、何故か50年前に放送されていたウルトラセブンが流れていた。(CATVなんです^^;)「史上最大の侵略」と題された最終話(連続2話)では、ゴース星人が地球防衛軍でも無防備な、地下攻撃を開始する…人類が地球を素直に明け渡せば、火星の地下に移住することを認めるという最後通告が届く。戦え!ウルトラセブン!あらら、諸星弾=セブンの様子がおかしい?
一年間(49話)戦い続けたウルトラセブンは、過労死寸前…故郷であるM78星雲に帰らないと死んでしまうという設定なのですが、『サラリー父ちゃん』の悲劇を描いているようでしんみり^^; 50年前に「過労死」などという言葉は存在しなかったと思うのでありますが、ウルトラマンも働き過ぎでヘロヘロになっている姿が痛々しい。
戦争から23年ほど経過し、仮りそめの平和を享受していた時代に、異星人の侵略者と戦う設定でありましたが、戦後70年以上経っても仮想敵国を想定し、侵略者から身を守ることに腐心しなければならない世相が情けない。古いふる~い、子ども番組でしたけれど、今も昔も変わっていないんですねと何故か納得してしまった一夜でしたけれどね。