狙っていながら、なかなか会えなかった木星と土星ペアに今日は奇跡的に会えました!やったぁ~!
天気は上々。一部に雲はあったものの、昨日のブログに書いたように「銀河鉄道の月」のブドリさんの「木星と土星を見るとすると、西南西の低い空までよく見える場所で17:30頃が勝負」のアドバイスに忠実に従い、いつもの西に開けた駐車場へ。すると、まず明るい木星が今日は見つかりました。「おぉ~、ラッキー!」。
そして、木星の右下地平線近くを双眼鏡でチェック。肉眼では気づきませんでしたが、地平線の木のシルエットの上に「土星も発見。やったぁ~!」
カメラを取り出して、どうにか無事に写真が撮れました。
少し暗くなると、土星が少し見やすくなりましたが、それでも肉眼ではちょっと無理な感じでした。この写真で土星がみつけられましたか?
17:30のまさに予告時間ぴったりに画像でなら、随分見やすく撮れているのですが・・・どこに土星がいるかわかりますか? 同じ位置から土星だけをズームして撮った写真の木の形と土星の位置を覚えておいて、大きい写真の木星の右下を見て下さい。そう、小さい点が土星ですよぉ~。
「見えた、見えた!」と、土星が木の中に入る前にもう少し左に移動してみよう~と移動してみたのですが、そう簡単にはいかず、もたもた移動している間に、土星を見失ってしまいました(嘆)
そして、日はどんどん容赦なく暮れて行き、残った木星だけしか見えなくなってしまいました。ほんの17:29から数分のシャッターチャンスのようでした。
さて、このブログでは、結構去年の秋から「木星・土星ペア」に注目して追ってきました。もしかしたら、今日で「木星・土星ペア」の見納めかもしれないので、ざっとこれまでの変化を「おさらい」してみましょう。
<2020年11月18日 明るい木星に遅れて左上に土星が見えました>
<2020年12月22日木星と土星が再接近!かろうじて2つに見えています>
そして、今は、土星が早く沈んで行き、木星は遅れてだいぶ土星から離れています。こんなことは、普通の星(恒星)では絶対おこりませんよね。夜空の中を気ままに動いて人を惑わすような動きをする「惑星」ならではの動き、分かって頂けましたか?実は、惑星立ちはもっともっと色々な動きで楽しませてくれるんですよ。なにしろ、地球から非常に近い所にいて、惑星は肉眼でも明るく見えて夜空で目立ちます。同じ太陽の周りをまわるこの兄弟星の惑星です。日々観察していると、いろんな動きで私たちを楽しませてくれますよ~~~。
と言うわけで、土星はこれから早く沈んで見つけづらくなってきますが、木星はもう少し、低い夕方の西空に見つけられそうですね。いまは、夜はあと火星も見えていますから、忘れずにみつけてあげましょうね。