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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

隕石・続

2020-08-11 14:38:46 | 日記

  隕石の話を、このブログの「8月2日」に書いた。その時に、「巨大隕石から地球を守れ」という本の名前だけ少し書いて、時間のできた時に第2弾を書きますと予告しました。これ以上伸ばすと、書かないで終わってしまいそうなので、今日頑張ります(笑)

 「巨大隕石から地球を守れ」(高橋典嗣:著)は、正直小学生から読める本ですが、中身は子どもだけでなく大人にも隕石から深い学びをえられる内容になっています。児童書を大人だけで開くのに抵抗がある人は、もったいないですよ。忙しい社会人にとって、優れた児童書は簡単に基礎知識を得られる素晴らしいアイテムですからね。この本もまさにそれです!

  先日大火球が関東上空を横切って、習志野市内に隕石をもたらした話を書きましたが、その後船橋市にも落ちているのが見つかりました。どちらも拳の大きさくらいのが2つに割れてみつかりました。

      

   写真は、国立科学博物館のリリースしたネットから転載。写真をクリックすると、説明も付いた博物館のオリジナルページへ行けます。

   さて、今回の大火球は、1つ目の石はほとんど廊下の手すりに小さい傷をつけた、2つ目は瓦屋根をちょっと破壊した位で、重大な人の命を奪うようなことはありませんでした。でも、それは偶然そうだっただけで、突然の地震、台風、津波、大雨による洪水と同じで、隕石だって いつどこからやってくるか分かりません。

   実際、大きな隕石は2013年ロシアのチェリャビンスク州に落ちた隕石では、死者は幸いにいなかったものの、衝撃波で割れたガラスの破片を浴びたり、衝撃波で転ぶなどして、1491人の怪我人が出たとのことで、建物その他も含め被害総額は30億円に及んだと言われています。

   恐竜が滅んだのは、巨大隕石が地球に落下して地球の環境を一変させたしだと言われているのはご存じと思います。この前の大火球が、本体50cm程度と言われていますが、それが、巨大隕石だったら・・・

   直径100mの小惑星が巨大隕石になって落下すると、勿論、直接的な被害も甚大でしょうが、地面が粉々に砕けて100km四方にとびちり、軽い塵は高さ50kmぐらいまでのぼり、地球全体に回り、何年にもわたって太陽の光の数%を遮り、地球の温度を下げ「衝突の冬」という現象を起こすこともあるかも知れません。

   ここで、隕石の怖さを落ちてくるスピードで説明しています。今回のは小さい隕石で大きな被害をもたらしませんでしたが、筆者は宇宙の中で地球を含む惑星がどの位のスピードで移動しているかについて言及します。地球の公転運動は誰もが知っていますが、地球は時速10万km ジャンボジェットの100倍以上、秒速30kmのスピードで太陽の周りを回っているそうです!!!早いスピードの地球と、これまた早いスピードの小惑星が衝突すると、大きなエネルギーとなります。それは自動車事故とかを思えば想像がつきますね。ただ、ぶつかる角度や方向、隕石の重さでこれはだいぶ違う。

   実は、この前のも軽い物は空気抵抗で意外とソフトに落ちてくるらしい。重い物はもっと先の方に落ちているのではと言われている(八千代市、花見川区あたり?)隕石が大きく数十m以上になると、空気にぶつかってもスピードが落ちないそうで、チェリャビンスク(本体が直径17m、重さ1万トンと推定されている)のように大きな被害をもたらす。

   世界で1番大きな隕石として確認されているのは、アフリカのナンビアに8万年前頃に落ちたと推定される66トン(横2.7mX高さ90cm)。そして、実は今、隕石が1番たくさん見つかっているのは、南極だそうです!世界の隕石の75%は南極で見つかっています。それは、南極にたくさん落ちるからではなく、隕石がまとまって見つかりやすい自然の条件が南極には揃っているからのようです。

   隕石は、太陽系が誕生した46億年前に生まれた主に火星と木星軌道の間にたくさん存在する小惑星(70万以上確認されている)由来のものといわれています。

   流星になる宇宙塵も含め、宇宙からはいろいろな物が知らない内にやってきていて、今回の隕石だって気づかないだけで、まだ残りがどこかに落ちているだろうし、海に落ちたり1日に100トンほどの物質が宇宙から地球に降り注いでいると考えられています。ビックリですね。

   隕石も今回のが国内53番目の隕石というと凄く珍しいものと思われますが、実は私も持っています!!!

   

    夏休み終わり頃のイオンで、こういう子ども用の観察セットとかセールをしていて、前に買いました。本物です! 磁石がつきましたよ。雨のように降る隕石もあるようですし、これはアフリカのサハラ砂漠の北、モロッコのタウズという待ちの郊外で発見された本物だそうです。隕石とネットで検索してみると、結構 販売しているのにも驚きます。ほしい方は、ネットで探して見て下さい。

    さて、大好きで日々 お月様を見上げている私。月にはたくさんのクレーターがあり、それが地下からの噴火によるものでなく、隕石による傷跡だというのは、見ていると感じられていました。隕石の衝突は25億年くらい前まで続いていたようです。凄い数みられます。

    では、地球にはなぜクレーターが少ないのでしょう*。地球の中心にマントルがあり、地殻変動して、大陸ができたりの移動の中でクレーターが消えた。7割が海で、海底にあってみえない。などが理由に挙げられていました。なるほどぉ~。

      *少ないと言っても、例えば アリゾナ州のメテオ・クレーターは、「メテオ」の名の通り、隕石の衝突によって作られた物と立証されており、カナダの北東部にも多くのクレーターが存在しているそうだ。

               太陽系は、今から46億年前、銀河系の中にただよっている宇宙空間にわずかに含まれるちりや水素ガスの集まった分子雲の中で生まれたそうです。この水素ガスがたくさん集まっているところでは、重力によって分子雲がうずをまいて回り始め、円盤のような形が生まれます。これにより、水素ガスは中心に引き寄せられ、上下の方向に吹き出します。中心の密度が高くなると、温度があがり、圧力も高まり、水素の核融合という働きが起こり非常に大きなエネルギーをだして輝きはじめます。すると、中心の近くのガスが吹き飛ばされ、原子太陽が姿を現したと考えられるそうです。

    回転する円盤の中では、細かいちりがぶつかり、分裂と合体をくりかえし、合体した塵が大きくなり「微惑星」が生まれます。その「微惑星」がさらにぶつかり「原子惑星」に成長。46億年前に、太陽と8惑星を始めとする天体からなる、太陽系が誕生したといわれます。その時、惑星になりきれなかったのが、小惑星と言われるもので、これが隕石の元になっています。

   (隕石は、46億年前の記憶をそのままもって、宇宙から届く贈り物といわれています。小惑星、イトカワやリュウグウに行ってサンプル採取を試みるのは、新鮮なサンプルを持ち帰ることで、地球のなりたちや太陽系のなぞを解く手がかりがえられるからなのですね。でも、お金を莫大にかけないでも、自分から飛び込んできてくれるので、隕石は 危険のない適度な大きさのものなら、実にありがたい<贈り物>と言える訳です)

   隕石の分類

 ・始原的な隕石 石質隕石の中のコンドライトという種類。丸い粒(コンドリュール)のような組織が見られます。始めから変わらない46億年前から熱や強い力を受けていないものです。これは小惑星にだけ見られる特徴。

 ・分化した隕石  原始惑星がぶつかって内部の物質がドロドロ溶けたりして、やがて地球のような原始惑星は、中心に重たい鉄やニッケルなどの金属が沈んで「核」をなし、鉄やマグネシウムなどの重い岩石はマントルをつくり、軽い岩石は冷えて表面の「地殻」となった。この原始惑星の地殻やマントル部分から出たと思われる隕石は、石質隕石のエコンドライトといい、1度は溶けているのでコンドリュールはない。核の部分から出たものは、鉄とニッケルの合金からなる鉄質隕石と言われ、切った表面をみると、規則的な模様(ウィッドマンシュテッテン構造)がでてくる。地球深くは見られないが、きっと地球の核も同じ作りになっているのではないかと思われ、ここから地球の様子も想像できるという意味で大切な存在。

   月の成り立ちも石から知ることができます。アポロが持ち帰った月の石。地球のマントルや地殻の岩石と似ていたのだそうです。それで、今から44.5億年前に、地球に火星ぐらいの大きさの原始惑星が衝突して、地球の表面の地殻も深いところからえぐられて宇宙空間に飛び出し、衝突と合体を繰り返し月になったという説を裏付ける証拠とされているそうです。地球の地軸の傾きはこの時の大衝突によるとも言われているそうで、これはとても興味深いコメントでした。

   さて、地球上の生命は38億年前から生まれたと言われていますが、恐竜は今から2億5000万年前から約1億6000万年の間 栄えていたそうです。猿人が400万年前に出て来て、人間が文明をもったのが、この5000年位とすると、恐竜の時代の長さは凄いですね。

   イタリアのアルバレズ親子は、恐竜が巨大隕石の落下で起こったことを証明するために、ある粘土質に含まれるイリジウムという元素を使いました。地球の地殻の岩石にはないイリジウム。それが隕石の証拠になるのではないかと考え、イリジウムと衝撃石英(隕石衝突で変形して傷ついたと思われる粘土質の中の石英)を含む地層の厚さが衝突現場にいくほど厚くなるのではないかと思いついて、世界で比較して巨大隕石の衝突現場を探しました。そして、1991年に、ついに恐竜絶滅の原因と思われる直径10kmほどの隕石が作ったと思われる直径180~280キロのチクシュループ・クレーターがユカタン半島の先の海の底に見つかりました。

   隕石、大きいと人類も滅び、地球自身の存立も危うくなるかもしれません。そんな中で、宇宙から飛んでくるものを見張っている人たちがいます。日本でもスペースガード協会というのが、岡山の「美星スペースガードセンター」を拠点に2000年から観測が続けられているそうです。すでに1000個以上の小惑星を発見しているそうです。そして、実は、この本を書いた高橋さんは、日本スペースガード協会の理事さんでした。

   今は、大きい隕石のくるのが分かっても、隕石を阻止する方法は具体化はしておらず、その前の小惑星や隕石の研究をしているところですが、それが対策への1歩になることは間違いありませんね。

   と言うわけで、この本で分かるのは、人間は宇宙の歴史の中で、ほんとうに束の間の一瞬を生きている存在であること。宇宙を「静止しているイメージ」でとらえるのは間違いで、地球の自転も公転も、凄いスピードでまわっていること。次の瞬間のことだって、人間には予見できないという現実。

   ただ、今は予見できないことを、将来予見可能にするために、また宇宙の長い歴史を知るために、地道に世界を歩いて研究を重ねたアルバレズ親子を始めたくさんの人々がいるから、今、隕石のこと、小惑星のこと、宇宙の始まりなど、教科書や新聞で当たり前に語られている知識を共有させてもらえていること・・・。

   なかなか、たくさんのことを学べた凄い本でした。隕石への興味が広がりましたね。

   コロナ騒ぎが少し収まってきたら、是非 上野の国立博物館へ行って、大きな隕石を確かめてみたいと思います。   

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お月様が青空の中でクラゲみたいぃ~~~

2020-08-11 10:22:15 | 惑星・天体ニュース

  今朝は快晴。お月様が、寝坊の私にも微笑んで入れていました。実は、今もまだ見えていますよ!

       

      巨大クラゲだぁ~~~~(笑)

      まあ、これは大げさですが。雲と戯れながら11時半くらいまでは沈まずに西空でプカプカ浮いて、夏休みのこども達を見守っています。

      水の事故や、熱中症対策、さらには密になってコロナウィルスに感染しないように、みんな気をつけて楽しんでくださいね。この月が沈んで今夜上ってくるのは、もうこども達も寝静まった、ヘタしたら大人も寝てしまう夜遅く。見える高さにでてくるのは11時を過ぎた頃でしょう。その時は、下弦の月というちょうど半分に近い姿になっていますよ。上の写真ではまだやや膨らみがあるのが分かりますか? 明朝も快晴なら、このように雲と戯れるお月様を昼頃まで楽しめるはずですよ。 

  

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木星・土星・火星に遅れて月が上ってきたっ!

2020-08-10 23:38:16 | 惑星・天体ニュース

  今日は、夕方少し日射しが落ち着いてから、庭の手入れ。実は、梅雨明け後の暑さが続いた時に、水まきをサボっていたら、大事な4つ葉のクローバーがすっかり枯れてしまっていました。

        

     あらあら、緑があると思うと、自然に生えてきた雑草の方の三つ葉のクローバーで、四つ葉のクローバーはかなり大変な様子。じつは今日これをやっと整理したのですが、ほとんど誰もいなくなった~状態に(泣)。やっぱり地道なお世話が植物は大事ですね。

     さて、でも今日は1時間ほど雑草や芝の世話をして、木も剪定して・・・かなり頑張りました。ここで、ビールといきたいところでしたが、最近お酒が入ると食事後に眠くなってしまうので、今日はやらなくてはいけないことがあったので自重。アルコールには、この休む日を設けるのが大事らしいです。休肝日。飲まない時には、飲まないでも平気ぃ~という習慣を大事にしないと、お酒に飲まれてしまうようになるようです。

     そして、夜、今日も無事にどうにか1日を終えられそうだなあ~と思いながら、今はだいぶ東からのぼるようになったお月様をみるために、外に出てみました。我が家は、東は結構建物やら、電線やら、木やら障害物が多いのですが、月がこんな具合にちょうど電線の間で私を待っていてくれました。

        

        月のすぐ上に電線が迫っていたのですよ。もう半月に近くなってきましたね。上弦の半月は8月12日1:45です。まあ、明日の夜のお月様がちょうど半月というわけです。そして、昨日はぴったり寄り添っていた火星はというと・・・

             

   このお月様は、雲にも挟まれ、電線にも横切られて散々な感じですね。「お~い、助けて僕をひっぱってくれよ」とお月様が助けを求めているのが、右上の火星君。さあ、お月様を雲や、電線から逃れられるように引っ張ってくれるかな?

   そして、その火星から南の方に目をやると、仲良く今日も土星と木星が並んでいました。土星と木星のペアは何回かアップしたので今日は省略。そのかわり、晴れていたので、木星を撮ってみましたよ。

     

    倒立図なので、上の木星とは右左が反対になります。左から、<カリスト・ガニメデ(木星)イオ・エウロパ>が、きれいに並んで撮れました。やや右に目をやると、きれいに明るい星が写っていますが、衛星でこんなに離れているのはないので、無数にある星のひとつがちょうど写り込んだのでしょうか?それとも、射手座の誰か? わかりません。

    そういえば、最近、縁あって平塚市博物館の学芸員・藤井大地さんのツイッターをフォローしていますが、ココをクリックしてもらえますか?

「2020年8月5日夕方~6日朝に、地球を除く太陽系の全惑星と月を撮影できました!左上から右下に向かって順番に、月(ヘルクレスクレーター)、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星です。平塚の自宅から望遠鏡で撮影したもので、すべて同じ縮尺です」というコメントと共に、一挙に惑星達が今はやりのZoom で会議?するかのように顔出ししていて凄いです。しかも、動画なので皆が大気でゆらゆらお話をしているみたい(笑)。藤井さんは、木星のガリレオ衛星もよく写真でなく動画でアップしてくれています。今は、流星群がみやすい時期だと言って、過去のすごい映像も出してくれています。覗いてみると、天体の面白さに引き込まれますよ~。
 
    今夜も遅くなってしまいました。それでは、皆様おやすみなさい。明日もいい1日になりますように!
 
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火星と月の2ショットを公開!

2020-08-10 11:20:43 | 惑星・天体ニュース

    2日続けて、朧月の印象だったお月様ですが、実はお風呂に入ったあと最後に「お休みなさい」を言うために月を見上げたら、空が晴れて月のすぐそばに、何と星がひとつみえましたっ! まずは、どの位 晴れてきたのかをお伝えするために、月に登場してもらいましょう。

    

     カメラで、クリアに見えるようになった月をとらえるために、ズーム調節で月に焦点合わせをしていたら、月のすぐそばの、この星に気づいたのでした。

     惑星です。赤いので「火星だっ!」とすぐに思い当たりました。

    「あれっ! 『星のお供もみえず、のんびり1人を楽しみながら移動して行くぅ~』と紹介したのに、お月様が火星君と一緒にいるぅ~~~!!!」

     

    分かりますよね。月の右上に小さい点が見えているのが火星ですよ。

    小さい写真も1枚添えてみました。最初の写真では小さくしっかり写っているが白い星に見えてしまう火星ですが、ズームして拡大していると、設定次第で、火星はこのようにしっかり赤く見えるのです。月はやや大げさに黄色くなっていますが、火星の色と肉眼でも大きく見える実際の星空での印象は、お粗末な手ぶれ写真ですが、この2枚目の写真の方がピッタリします。そこで、恥を忍んでアップしたので、あまりジィーとは見ないで下さいね(笑)。

    実は、このブログは毎月1日に、事前にまとめて「今月の惑星」の様子をご紹介しています。今月も8月1日のココで、火星が夜遅くから見えていて、8月9日には月が「これが火星だよ~」と近くに寄って火星の居場所を教えてくれますと予告していました。

   「お~っ!」忘れずにお仕事してくれていたお月様でした。

   この月と火星がどの位 近かったか、上の写真ではイメージが掴めないので、こんな写真でご理解いただけるでしょうか?

   

    空を見上げたら、こんなにはっきり火星がみえたんですよ。何も、こんなに広い空でここまでくっつかなくても、と思えるほど近づいていましたよ。

    肉眼で勿論みつけられます。今日は、月が昨日より上る時間が遅くなるので、火星から離れてもっと左(東)にいる感じになりますが、それでもきっと晴れていれば月から右に目をやって火星が見つかるはずです。

    今夜は22:14に月が上ってきます。夜11時過ぎになったら、東空の見える場所に月がでてくるので、月だけでなく火星君を探して見て下さい。さらに南空をて、可愛く並んでみえる土星・木星も忘れずに探して下さいね! 

    全国的にGo to キャンペーンや7月下旬の連休で地方にまで感染が広がり、沖縄や愛知、大阪、あちこちでコロナウィルスの感染が拡大しています。「週刊新潮」など読むと、いまだに感染を恐れることはない。経済を回すことが重要という論調の記事が平気で掲載されていて驚きますが、医療関係者の方達や、保健所の方など休みも返上で大変な思いをしているようです。感染力が強いので、注意を必要とし、気が抜けない医療行為。その従事者に防護服もまだ不足しているようです。人員不足も深刻だ、とニュースで話していました。大変ですが、頑張って下さい!

    また、今回ノーベル賞の山中教授がしっかりいろいろなコロナウィルスに関する情報発信をして下さっていて助かるのですが、今回気になる論文をココに紹介していました。

   「ドイツからの報告。新型コロナウイルスに感染して2から3か月経過した100名に対しての心臓のMRI検査を行った。平均年齢は49歳(45から53歳)。感染が確定してからMRI検査までの期間は平均71日(64から92日)。67名は自宅で療養。33名は入院して治療を受けた。MRIの結果、78名では心臓MRIで画像上の異常が認められ、60名では感染から2か月以上経過しているのにも関わらず心筋の炎症が続いていた。感染時の症状の重さにかかわらず、多くの感染経験者で心臓への影響が続く可能性が示唆された。」 

    <症状が軽症の人が多いから、気にすることはない。><皆で罹れば、怖くない>というような考え方でコロナ対策を進めている人たちがいますが、後で大きな災いを招いてから反省をするのでは手遅れです。未知のウィルスに対応している限り、人の健康は簡単にリセットはできないもの。謙虚に、慎重に対処することが大切だと私は思います。しっかり、(正しいことを言っているのは誰か)を見定めて、正しい行動をとるようにしましょう。   

 

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朧月を見上げて

2020-08-09 23:52:17 | 惑星・天体ニュース

   今夜も、無事に1日が終わり、静かにのぼってきているだろう月をみつけにベランダに出てみました。でも、月はいつの間にかだいぶ東の方から上るようになっているのでしょうか?とっくに出ているはずなのに、姿が見えません。南空を見上げると、木星も他の星も見えないので、結構 曇っているようでした。

   もう寝静まった外に出てみると、月はぼ~っとした橙色で浮かんで私を待ってくれていました。

   「ねぇ、お月様、うたた寝しているみたいに ぼ~っとしているね」と私が声をかけると。

          

    「だって、僕は9時49分にはもう出てたのに、ずっと忘れられていたんだもの。うたた寝もするさ」とすねた声。 

    「ごめん、ごめん、機嫌を直してもう少しいい顔をみせて」とお頼みすると・・・

            

      こんな優しげな姿をみせてくれました。今日は、くっきりぃ~というより、この雰囲気で空を巡っていくようです。星のお供もみえず、のんびり1人を楽しみながら、明日は10:43まで空を移動していくつもりのようです。このブログを朝になってご覧になっている方は、案外 青空の中で白い顔ですまして西空にいるお月様をみつけられるかも知れませんよ。

      私にそうであるように、お月様はサービス精神旺盛で、自分をみつけようとしてくれる人には親切に姿をみせてくれますよ。ただし、「みつけようとする」人でないと、特に昼のお月様はみつかりません。白い雲に紛れて、実はそこにお月様の弧が見えていても気づかれないことが多いのです。

      長崎に原爆が落とされた8月9日の今日は、市役所で行われる市民集会に参加してきました。戸外なので、ソーシャルディスタンスを保って、暑い中でしたが、木陰を選んで50人ほどの市民が集い、被爆者の方の体験談が語られ、市が核兵器の廃絶と軍備縮小を訴え、さらに世界の恒久平和を実現していくため、「非核平和都市」を宣言した時の言葉が読まれました。88才の被爆者の方が、「長崎の鐘」という歌は、今NHKの朝ドラ「エール」の主人公モデルとなった古関さんが作曲したものです、と紹介しながら朗々と歌って下さり、感動しました。

      さあ、いつの間にか、今日もすっかり遅くなってしまいました。今日も無事に1日を終えられることに感謝して。明日もいい1日になりますように!

 

      

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月がもう上っていた

2020-08-09 01:07:44 | 惑星・天体ニュース

  今夜は、何だか浮かない日だった。それでも、やらなくてはならないことをして、明日の準備をし、そうだぁ~と思って外をにでてみると・・・

  お月様が、静かに私を待っていてくれた。

       

      もう、写真を撮った時は、日付が変わってしまっていたが、梅雨明けしてからは、ほぼ毎日お月様にあえている。今夜は薄雲があるのか、木星さえも見えない。月もやや滲んでいるように見えたが、写真に撮ってみたら、結構くっきりと姿を見せてくれた。

      最近は、暑くて庭にでないでいたが、葉っぱがかなり食べられていたのに、緑のコガネムシがいた。今は、コガネムシの季節なのか?それにしても、コガネムシがこんなに我が家の緑を食い荒らしているとは、これまであまり気づかなかった。そのコガネムシが、夜には、こうして静かにしていると、外から明かりでやってくるのか、金網に体当たりをしてくる。時には、私が月をみようとベランダにでる隙をねらって部屋に入ってくる。

      虫は別に嫌いでないので、入っても特に捕らえることなくいるに任せておいたら・・・先日のこと、静かになっていなくなったかと思っていたら、私が寝る時になって首の後ろに飛びついてきたことがあった。

     「おいおい、誰だ?」とみたらコガネムシだったので、外にでたくなったので私にとびついてきたのかと思い、外に出してやった。そうか、こんな風に人に飛びかかってくるなら、家人だと卒倒してしまいそうなので、家には入れない方がよさそうだと思った。

     今日は、もうお月様の写真も撮ったので、外にでないようにして様子をみていたら、諦めてねぐらに戻っていったようだ。さあ、今日はもうこれで私も寝ることにしよう。今日は、ちょっとブルーな気持ちになる出来事もあって、思わず買い物もないのに、外をぶらぶらして気を紛らわした。それでも、無事に1日を過ごせたことには感謝せねば。 平穏に時を過ごせることは、有難いことだ。 明日も、静かないい1日になりますように!

 

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土星、木星ペアはくっきりでも、月は朧ろ?

2020-08-07 23:09:58 | 惑星・天体ニュース

  

   南空に、土星と木星はすっかりペア生活にも慣れて、こんな具合に仲良く、しかし人々に見本を示すようにソーシャル・ディスタンスを取って、今日も並んでいます。

       (左が土星、右が木星)

      肉眼でも、簡単にみつけられます。夜10時、11時には南空の木星が明るくて間違いなく目に飛び込んできます。その左の暗めの星が土星です。

      そして、月は上る時間がどんどん遅くなりました。20:55が月の出だったので、うっかりしている間に、今日は結構 東空のもう高いところにいました。

            

       でも、まだ赤味を残した温かい色のお月様が、薄雲のせいかぼんやりと優しげに浮かんでいました。

       「昨日ね、また3つの国が核兵器禁止条約を批准して、43カ国になったって。でも、世界で唯一の被爆国と言われ、この禁止条約に被爆者の人や、ピースボートの川崎哲さんとかはI CANキャンペーンにも参加して、しっかり中心となって活動したのに、現政権はずっと知らんぷり。批准の前の署名すらしていないの。ねぇ、日本はおかしすぎる。お月様、力を貸して!」  

         広島への原爆投下から75年にあたる6日、ナイジェリアとアイルランド、ニウエの3カ国が核兵器禁止条約の批准書を国連に寄託した。条約に批准した国・地域は43となり、条約発効まで残り7となった(産経新聞ココから)

         

       <#あなたが、ここにいてくれたらよかったのに #核兵器禁止>2017年7月7日の時の日本のテーブルに置かれた折鶴

       「それまでの、日本の核兵器廃絶決議案は何だったのか?」と問われる恥ずかしい行為だ。

       核兵器廃絶決議案とは、核兵器の全面的廃絶に向けて、1994年以来、日本政府が毎年欠かさず国連で提案してきたもの。被爆国である日本がリードする形で、核兵器を廃絶を目指してきたことの現れ・・・と思ってきたのだが、まさにその思いが結実しそうになってきたら、そっぽを向くどころか反対している日本??? 私には、まったく理解できない!

       2017年10月6日に、核兵器廃絶国際キャンペーン( International Campaign to Abolish Nuclear Weapons 略称:I CAN)のノーベル平和賞が決まった後に、「2017年10月27日に日本が例年にならい提案した核兵器廃絶決議は、7月7日に核兵器禁止条約に日本が反対したことで条約推進国の不信を招き、棄権を増やした。しかも、オーストリアなどが出した核禁条約の早期署名を求める決議に、日本は核保有国とともに反対した」(日本経済新聞ココから)。

       まったくもって、これでは(日本は何を考えて2017年まで決議案をだしていたのか?)と疑われて当たり前だろう。 

       そして、去年2019年はどうだったか?

       <今年は核の不拡散や平和利用の部分を縮小して対立の大きい核軍縮に焦点を絞った。従来の決議案は核兵器使用に伴う破滅的な人道的結末に対する「重大な懸念」を示していたが、今年は「認識する」に弱まった。北朝鮮の核・ミサイル活動への非難の文言や、核兵器禁止条約への言及もない。オーストリアが提出した核禁止条約への加盟を求める決議案には、また日本政府は反対した>という(時事通信のココから)

       <昨年までは「核使用による壊滅的な人道上の結末への深い懸念」との表現があったが、今年は決議案から「深い懸念」という文言が削られた。核保有国が非保有国に核攻撃しないことを約束する「消極的安全保障」に関する表現も削除された。決議案の「どこにも核削減の言葉は見当たらない」(阿部信泰元国連事務次長)。これでは被爆国としての非核理念が骨抜きにされかねない>(沖縄タイムスココから)

       なんで、退化していくのだ。なんで、さらに後ろ向きになっていくのだ!!!

       でも、考えてみればわかる。今の自民党はどんどんひどくなっている。

       イージス・アショアの計画を河野防衛大臣が停止したかと思ったら、以前からもくすぶっていた「ミサイルの防御が難しいなら、敵基地に先に攻撃する能力をつけるしかない」という議論が恐ろしくも再燃し始めて、とうとう<日本を標的とする弾道ミサイルについて「迎撃だけでは、防御しきれない恐れがある」と指摘した上で「相手領域内でも弾道ミサイルを阻止する能力の保有」が必要だとして、政府として早急に結論を出すよう求めている>(東京新聞ココから)のだ。怖すぎる。それって、先制攻撃ではないか!!!信じられないことを、何で平気でいいだせるのか????

       おかしい、こんな発言が許される日本に、いつからなったのか!!!! 

       日本人は、いったい何をしているのか。歯噛みする思いで調べました。すると・・・

       I CANのキャンペーンは、実は広島市長が1985年に世界に呼び掛けて組織した「平和首長会議」が最初の賛同団体になっていたと分かりました。この平和首長会議に、2020年8月1日現在、日本国内の自治体(市町村)の何%が加盟しているかご存じですか? 何と99.5%の自治体が加盟していました(ココから確認)。日本非核宣言自治体というのもあり、「平和宣言のまち」とか市役所に看板が立っていたり、毎年、平和の集いや平和展示をしていたり、平和のためにそうした地道な活動を、宣言を出している自治体ならみんな行っているはずです。でも、それなら何故、こんな現政権の核兵器禁止条約に後ろ向きな態度が許されているのでしょうか? すごく不思議に思えました。

      すると、どうでしょう! 抗議の声を政府に上げている自治体がたくさんありました!!!!!ああ、よかったぁ~~~~。

      2020年7月7日現在468自治体の議会で「核兵器禁止条約への調印に署名・批准・参加をしようという意見書を政府に出していました。全自治体の26%が、核兵器禁止条約を日本は賛成すべきと考えて、意見をだしていたのです。

 

          

         さあ、あなたの県は何%の自治体が、この意見書をだしていますか?実は、正直なところ、私の住む県は悲しくも恥ずかしい結果でした。これは、どうにかしなくてはなりません。

         選挙でないと意思表示できない?そんなのは、民主主義ではありません。自分の選んだ国会議員にでも、この核兵器禁止条約署名・批准に賛成してほしいと意見を伝えなくては、戦争放棄を謳う「日本国憲法」を改正しないといけないと声をだんだん高く上げている人たちがいるのはご存じでしょう。しかも、敵を攻撃できる能力まで持とうと考えているのです。事態は、のんびりしていられないスピードで動いているのです。

         でも、国会議員はちょっとハードルが高くて、話を聞いてくれそうにない? 地元の議員なら話しやすいのではないですか? ぜひ、この意見書を議会で出すように声をかけてみませんか?

         すでに4分の1の自治体が意見書を出しているのです。あなたの住む町でもできるはずです。被爆者や平和を求める市民が望む「核兵器禁止条約」に背中を向ける政府を、みんなで自分の足元から変えていきましょう!

         「平和」を口にしながら、今の政権のしている卑怯でおかしなやり方をそのままに見過ごしていて、あとで後悔するなんて嫌じゃないですか。

         岩手県は100%ですよ!!!! コロナウィルスで表に出て活動しなくても、あなたの街の議員に電話や手紙なら書けます。そんな1歩を平和のために踏み出すこと。簡単そうです。被爆者の方たちや、NPO法人の人たちが、どれだけ平和のためにと頑張って核兵器禁止条約のために頑張ったか、考えてみてください。そうしたら、その1歩、簡単に踏み出せるはずです。小さな1歩で、みんなで、おかしな世の中を変えていきませんか? (ココから、あなたの住む自治体が、意見書を出しているかわかります)

        「お月様、私たちに力をください。一人でも多くの人が、今、非常に日本が危険な道を歩き始めていることに気づいてくれますように!

         そして、はがきでも、メールでも、ツイートでも、自分のできる1歩を、平和のために踏み出してくれますように!!!!」

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蒸し暑い夜に静かに上ってきた月

2020-08-06 21:35:14 | 惑星・天体ニュース

   今日は、グッと欠けているところが感じられるようなお月様になりました。

   

   もう、どこが欠けているかをお伝えする必要がないようです。 木星や土星とはすっかり離れて、もう一緒に撮るような関係ではなくなってしまいましたが、南空には木星がきれいに見えました。土星はやや雲がかかると見え隠れしている感じです。

   もうしばらくすると、火星が上ってくるようになりますよ。

   さて、今日は広島に75年前に原爆が投下された日でした。それを記憶している人も少なくなってきましたが、もう悲惨な戦争はしないようにしようという気持ちはしっかり受け継いでいきたいものです。

   広島市長・松井氏が、式典の挨拶で

国連難民高等弁務官として、難民対策に情熱を注がれた緒方貞子氏の「大切なのは苦しむ人々の命を救うこと。自分の国だけの平和はありえない。世界はつながっているのだから」という実体験からの言葉。これらの言葉は、人類の脅威に対しては、悲惨な過去を繰り返さないように『連帯』して立ち向かうべきであることを示唆しています。」と去年亡くなられた緒方さんの例をあげて話ながら、「日本政府には、核保有国と非核保有国の橋渡し役をしっかりと果たすためにも、核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いを誠実に受け止めて同条約の締約国になり、唯一の戦争被爆国として、世界中の人々が被爆地ヒロシマの心に共感し『連帯』するよう訴えていただきたい」と首相のいる前で、しっかりと述べていました(挨拶全文はココから)。

   その後、挨拶に立った首相の言葉は、イージスアショアの代わりに1歩軍備を進め、軍拡につながる「敵基地攻撃能力」を議論して推し進めようとしているのにもかかわらず、そのことには一切触れず、勿論、松井市長の言葉に返答することもなかった。核兵器禁止条約にはキャンペーンの時点からずっと冷ややかで、「米の傘の下」という立場で、被爆者の悲願からは目を背け続けてきた現政権。

被爆75年という節目の年であります。わが国は、非核三原則を堅持しつつ、立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取り組みをリードしてまいります」という首相の言葉は、口だけで「リード」が虚しく響くものだった。(全文はココから)

   「抑止力」という、きっと子ども達だと、それはオカシイでしょ~と素直に思うだろう「虚しい神話」。「抑止力」の行き着く先には、さらなる軍拡しかない。抑止力と言って、日本が軍備すれば、相手は?軍備を強化するだけだろう。イタチごっこだ。

   核兵器禁止条約に背を向けている政権の語る「平和を目指すリーダーとなる」という言葉の空虚さ。「米国の核の傘の下」にいつから、核兵器禁止条約には賛成できないというおかしさ。それでいて、米国からの兵器はいいなりに大人買いして、憲法は米国から押しつけられたものだから 改正したいという。「戦争放棄」を高らかに謳った日本国憲法を。

   皆さんは、緒方さんや松井市長の言葉をしっかり ココ から噛みしめるようにして下さい。「自分の国だけの平和なんてありえない」のです。世界の苦しむ人々の問題を解決する道を探る、世界の人が共に幸せになる道を探さない限り、自分の国の幸せもない。

  トランプ氏は、3.11から一体何を学んだのでしょう? 世界のどこかの人々の苦しみの上にたった繁栄は崩れ去る運命を背負ってしまうのです。

 

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恐ろしい世の動きを見守る月

2020-08-06 00:36:25 | 惑星・天体ニュース

   今夜は、まったく雲に邪魔されずに静かに月が空を移動しています。

     

     綺麗な月です。朝まで沈まないので、今夜から朝にかけてどこかでみつけてみて下さい。

     さて、この美しい月の下でも、私の心は今夜は穏やかではいられませんでした。

     なぜか! イージスアショア計画を停止した政権が、さらに恐ろしい「敵基地攻撃能力の保有」と言いだし、批判されればそれを「相手領域内で阻止する能力」など表現を変えて、なおさらに推し進めようとしているからです。

     失策続きで、こんなコロナウィルス対策も後手後手で、アベノマスクやGo to キャンペーンとか、役に立たないばかりか、無駄に予算を使って、感染拡大にもなる愚策しかしてこない政府が、これまた愚策で防衛能力どころか地元に被害を及ぼすようなイージスアショアに固執してきながら、全てが無駄だったことをいまさら認め。 認めて少しは「まとも」になるかと思いきや、「逆噴射!!!」 一気に専守防衛を逸脱した先制攻撃に1歩大きく踏み出す、<相手国を叩かないと国を守れない!だから、攻撃能力を保有する>と言いだしたのです。

     相手が1発ミサイルを撃ってくる? それを迎え撃てないから、相手の領域にこちらが攻撃を加えて止める!? ミサイルを発射を察知して、相手の基地を先に攻撃したら、それは間違いなく先制攻撃です! 1発でなく、たくさん撃ってくる予定が察知されたら、相手国へ何発も撃ち込む??? しかも、こちらが先に。向こうが黙っているわけはない。撃ち合いになります。しかも、攻撃を最初にしたのは、日本。

     国際法で、先制攻撃を禁止しているので、その行為は専守防衛からは逸脱した「国際法違反」です。

    「戦争放棄」を謳っている日本国憲法を遵守する義務を負っている議員達が、戦争を始めるような議論をするおかしさ!!! そもそも、こちらが相手基地を攻撃できる武力をもつことが、「抑止力」になるという議論をする人もいますが、抑止力と言って、仮想敵国に合わせた軍備をすれば、軍事費を増強させて、軍拡をすることになります。相手は黙っていません。さらに軍備を強化してくるでしょう。(日本が北朝鮮がミサイルを撃ってくるのを脅威として、日本が軍拡する。相手も同じことをするでしょう)イタチごっこになってきたのが、冷戦の教訓でした。そして、軍縮を図った。

    この歴史の中で、何を学んだのでしょう。どうして「抑止力」神話を信じて、それが平和につながると思うのでしょう?

    しかも、もともとが、日本は借金だらけで~という議論があり、今回のコロナウィルスでの休業補償でも、国民の生活補填でも、「休みは有給休暇を取りやすく」「休業補償をしている国は世界のどこにもない」「皆様に3密をさけて行動して頂くように、努力していただく」とか、ケチなことを言っていた政府が、どうして、この時ばかりは軍事増強には財布のひもがこんなにも緩いのでしょう???? 私には、皆目わかりません。

     そもそも、外国が攻めてきたことは、戦後75年に1度もなく、そのかわりに東日本大震災では原発事故で故郷を失う悲劇を生み、原発がまだ廃炉にならずにたくさんある中で、自然災害(地震、洪水、土砂崩れ、台風など)はこれまでにないほど例年どんどん被害が大きくなっている。いまや日本列島の多くの地域でその災害に国民が苦しめられ、不安を抱いている。しかも、この温暖化で、感染症はコロナウィルスがいつ終息できるかも、新たな感染症が起こらないとも限らない。

     事実これから他国からの攻撃がなくても、国民が立ち向かう様々な困難に対する予算にも限界がある中で、なぜ今底なしの軍拡に進むのでしょう。軍拡は、終わりを知らない。いったい核兵器がどのくらい世界にあって、それが平和をもたらしたのでしょう。軍拡しているお陰で北朝鮮の国民が幸せで平和だとあなたは思うのですか? 北朝鮮は「核の抑止力」によって国民の平和で豊かな暮らしが守られている? 日本もそれに倣いたいですか?

     国民には、「平和への道か、仮想敵国を作り無駄な人殺しの兵器を大人買いしてみる恐ろしい軍拡への道か」という2つの選択肢が、今 迫られようとしています。それを、もっと報道は明確に伝えるべきでしょう。 2017年にも同じようなことを今回の検討チームの座長・小野寺(当時)防衛大臣が進めようとしていたようですね。

    被爆者が力を振り絞って国連に訴えて通してくれた「核兵器禁止条約」。それに、唯一の原爆の被爆国であるにもかかわらず参加しないどころか、そっぽを向いてきた日本政府。さあ、あなたは、核兵器禁止条約に賛同し批准する道と、敵基地攻撃能力の保有する道と、どちらが平和な日本の歩むべきだと思いますか?

   平和のために「抑止力」という人がいますが、それは軍拡にしか繋がらない「欺瞞」です。素直に、濁りのない目で現実をみれば、人間が闘う相手は、人間ではありません。 人間は、互いに助け合って、皆で豊かになることを目指せるはずです。中村哲さが、アフガニスタンでタリバンの兵士だった人たちも含めて65万人の人々が農業で生計を立てられるように灌漑を進めたことをご存じですか? 平和とは、人間が助け合う先にあるもので、人間が武器をもって威嚇し合う先には、絶対平和は訪れません。

    相手が、それを分からない人間だったら、私たちも武器を持つ? 話は、それではいつまでも終わりません。互いに武器を持ち合えば、握手しあう手がありません。相手の手から武器をどう降ろさせるかに知恵を回すのが、人間のやることだと私は思います。私たちは、過去に戦争の過ちでたくさんの犠牲をもう充分に払ってきて、分かっているはずです。あなた自身が自分の愛する人を失って経験しないと、あなたには信じられませんか?

    兎にも角にも、私は、嘘とごまかしを繰り返し、国民の命に関わるこの感染症の時にも野党の要求にもかかわらず平気で国会を閉じてしまうような政権のもとで、まともな議論ができると信じる人がいるとしたら、それも大間違いだといいたいです。これまでの安保法制、森友・加計問題、共謀罪、桜を見る会、黒川定年延長問題で繰り返されてきた、答えにならないはぐらかし、めちゃくちゃな言い逃れ、証人拒否、証拠隠滅。

    国会をないがしろにしてきた数々の場面を思い出しては、この内閣でまともな議論が行われない!と実感してきました。こんな内閣のもとで、日本の将来を決めるのはまっぴらです!!! 「この政権下での憲法改正議論をすることも、反対!」「この政権下での防衛政策の転換議論などもっての他です!!!」

    「議論することは、必要でしょう」という人があったとしたら、この政権が国会でどんな答弁をして法律を通してきたか、議論がつくされてきたかを思い出してほしいです。「国会は見てこなかったので分からない」という方があったなら、是非この機会に、ココをみて下さい。国会でどんなことが起こっていたのか、私たちが選んだ代表がどんな風に行動し発言していたのか。議論が本当に尽くされてきたのか。短時間でいろいろな場面を見られると思います。参考にしてみて下さい。

    「知らなかったから」、「誰も言わなかったし」、「自分はわからない」で済まされない事態になる前に。戦争はいつでも、人々が無関心だったり、知らない間に忍び寄っているのです。この政権になってから、軍事予算はしっかりずっと増大し続けているのです。福祉予算が増大して赤字だ、消費税を上げないと、といいつつ。

 

        <時事通信 ココから転載>

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隕石ニュースと今夜も月と惑星たち

2020-08-04 22:22:32 | 惑星・天体ニュース

    先日、大火球と隕石の話を書きましたが、うっかりしていたら昨日8月3日に、こんどは船橋市でまた7月2日の夜中の大火球の時に落下した隕石が見つかったと公表されていました。また、県中央博物館の高橋さんが確かめに行って、「隕石だ」と思いつくばの国立科学博物館の研究室に持ち込んだようです。

    からみると、隕石の写真も見られます。同じくらいの大きさでしょうか。もし、こちらがグッと大きいと、仮称:習志野隕石と言っていたのが、「船橋隕石」になる可能性があります。でも、プレスリリースには、< 2020年7月22日(水)にアパートの屋根瓦が割れているのが発見され、その修理の際に割れた瓦と一緒に駐車場近くの地面に破片が落ちていた><火球由来の隕石は、隕石が分裂して広い範囲に落下する隕石雨であることが明らかとなった。「本体」と言われるメインマスはkgサイズあると火球の観測から見積もられており、まだ大きな隕石片が他に落下している可能性が高い>とありますした。「隕石雨!!!」 ということは、たくさん降り注いだ? まだまだ大きいのが、誰かの屋根の上や、テラス、公園の片隅に眠っている可能性もあるそうです。

    ただ、コロナウィルスで外出は控えた方がよいので、「お近くにお住まいの方は家の屋根や庭に落下していないか探してみると新たに隕石が見つかるかもしれません」という呼びかけになっていました。我が家は落下地点から外れているので、無理と思いますが、明日は千葉市に仕事に行くので、公園に行く時に、鳥がいるかと梢をみるのでなく、下をむいて歩こうと思っています(笑)

    ということで、千葉の船橋から千葉市あたりにかけての皆様、ご自宅の周辺にちょっと注意してみて下さい。

    さて、そんなことを書いている間に、お月様もだいぶ高く上がってきました。今は、夜23時すぎ。先ほど南空にいるお月様を撮ったら、こんな風に、となりの建物の上で、お行儀よく一列に月・土星・木星と並んでいました。お月様はだいぶ出遅れていますけれどね。これから皆で右下の西の地平線に向かっていくところです。

        <2020年8月4日22:45>

       昨日、のぼりたての月があまりに赤くてきれいだったので、今日も早めにお月様をみつけに出ました。

    

       19:23にのぼって来たお月様をちょうど1時間というところで、木と木の隙間にうまく出てきてくれたとこを捕らえました(左)。上が少し欠けているのがわかるでしょうか?実は、昨夜(寝る前に4日の0:59に満月になる月をみられるかな?)と書いたお月様を無事にちょっと4分過ぎていますが、1:03に撮れたので比べてみましょう! チョット暗めですが、まん丸なのが分かりますね。時が月の顔にこうやって刻々と刻まれる。それもお月見の楽しさです。

       さあ、今日もいろいろなことがありました。おまけに、今日はこのブログの7月29日に巣のない不思議な場所で育っているツバメの写真をご覧にいれましたが、その続報をお届けします。

  まずは、復習の7月29日のツバメの雛たちの様子ですよ。

 1番右の1羽だけがやけに大きくて、どうなるかな?と思ったら、

  

  5日後の8月3日(月)昨日には、もうその1羽は巣立った後でした。

  そして、残りの4羽はほぼ均等に成長し、その1羽を撮っていたら、1番右のツバメ君が私にしっかり目線を合わせてくれました。「僕たちのことを記録しているの?」「そうだよぉ~」

  さらに、今日4日〔火)の昼間に通った時に見ると・・・

 <8月4日12:02>

 たった1日の間に、3羽が一斉にいなくなって、たった1羽が口をへの字にしてじっとしていました。「いいんだもん。僕は勇気がないんだもん」

 「あら、そうなの? じゃあ、帰りは夕方だけど、それまでまだそこにいて待っていてくれる?」「たぶんね。だって、飛びたいと思わないから」というような憮然とした表情の様子にみえました。

 そして、頑張って帰宅して改札口を出て、さあてまだ飛べずにいるかな?と思ってみたら。

       

     もぬけの空。だれもいなくなっていました。右の四角いライトの上で5羽の雛が巣立ちしていきました。左にパンやさんの入り口があり、ちょっと食べるスペースもある駅のパンやさんのツバメ物語でした。私だけでなく、多くの人が、こんな間近なところで子育てをしたツバメに目を見張り、可愛いねぇ~と見守っていました。 今年も、優しく見守って下さったパンやさんに感謝いたします。

     火球が跳び、隕石が落ち、ツバメが生まれ、巣立って行きました。そして、私は今日も仕事をし、ご飯を食べ、丸い月に見守られて、無事に1日を終えることができそうです。今日の1日に感謝を込めて、ありがとう。明日もいい1日でありますように。

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