昨夜、教室に入って来た中学2年のある塾生の表情が暗い。どうしたのか尋ねると頭が痛いという。先日は、病院に寄って来たと遅れてやって来た。聞くと「オズグッドシュラッター」という疾患で膝下が突出し、そこが痛むという。この子は、この1年で身長がグンと伸びた。体のどこかにひずみも出てこようというものだ。
身体だけではない。思春期は嵐の時代などと呼ばれたりするが、まさに春の嵐のように感情や衝動が吹き荒れる。
親や教師の言いなりでいられた「子供」から、自分自身の個を確立させる必要のある「大人」へと大変革の時を迎えているのだ。自ら上手に心身をコントロールするのは難しい。
先の塾生は、生徒会長に立候補する意思を固めたが演説の内容について悩んでいた。そこで、数年前に町社会福祉協議会の何十周年かの記念誌へ寄稿した際の「美しい花であれ」と題した原稿が見つかったので、読んで聞かせると、彼に響くフレーズがあったようで、自分流にアレンジしたいとそれを持ち帰った。
いい演説ができるといいね。
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有紀さん 中間テストが終わり 部活解禁
後輩に教えた後 自身の練習は はしょり夕方6時に帰宅
どうも体調が思わしくないようだ
「お姉ちゃんが載ってるよ」
差し出された学校通信を見ると 絵理子さんが他の教育実習生3人と共に紹介されていた
食事をして シャワ-を浴び 午後9時には就寝
有紀さん 元気がない
2003年5月23日(金)記