朝、起きるのがつらい。というよりは起き上がるのがつらいのだろう。体調が悪いわけではないが、活動開始のエネルギーが減少している。それでも、我が家は二人の食卓の相棒がいるし、イエス様・母・祖父母・父・叔父にお水やらを供えなくてはならない。ありがたいことに、これで起きることができる。
どうしても草津の銀行へ行かなくてはならない。午後から出かけた。駅の改札を出てびっくりした。改札前のパン屋さんやらの店舗がクローズしている。暗くて人がいない。銀行も距離をとって並んでいた。デパートも1階の食品売り場だけしか開いていない。休んでいる店舗もある。長浜よりにぎやかな街が恐ろしいほど静かだと事態の深刻さを痛感する。車も走っていない。
若緑色の美しい山を見ながら、このエネルギー溢れる時期に・・・と思う。生活に困窮する弱者を非難する声もある。それくらいの経済的体力ある生活をと。目の前で溺れかけている人がいれば、理屈をこねる前に助けるだろう。まず、助けないと話はそれからでもできる。医療現場の人は毎日そんな中で戦っている。戦って一人の手を何人もの患者が必要としている。
ふと思い出した話がある。元夫も私もお世話になった塾の経営者がいた。経営のシステムなども指導してもらった。別れる話になったとき、元夫がこの人に、この先どうしたらいいか相談したという。その時、「目の前の一人の女性を幸せにできないやつが塾の経営云々と言えるか」と言われたという。この話は時々思い出す。
目の前の一人にとって何ができるのか?まず一人に・・・と考えた。摘んできたよもぎで草餅でもつくろうか!