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旅に出よう  か

2021-08-02 18:15:16 | 日記

風があって空気が澄んでいるせいか、陽ざしが肌に突き刺すようだ。久しぶりに教会のお友達からホテルの朝食会のお招きがあった。琵琶湖を見ながらの朝食は気持ちがいいが、今日は宿泊客が多く、さらにおこちゃまが多いのでにぎやかだ。「この景色を見ながら、天に召されたら・・・」とか「やはり最期の旅は、バチカンへ行ってみたい」とか朝から82歳の長老の話が始まる。のんきな二人は、「神のみぞ知るよ」と朝粥をすする。

昨夜から、宮本輝の本を読みだした。最近の宮本輝の作品は、若いころに比べると何か繊細さを書いているようであまり読まなかった。平成15年くらいの作品なので、弱きものにも寄り添っていくやさしい宮本輝の好きな部分がある。上下2巻なので、描写が丁寧で物語に自然と引き込まれていく。そんな本を読みだした翌日の、穏やかな湖を見ながらの朝食は、せめて日本だけでももっと旅したいという想いに駆らせた。

今の住まいは気に入っているが、やがて引っ越す日が来るだろう。それならば、早めに荷物を少なくして自由に旅する日を増やしたいとも思った。よく、晩年ご夫婦でキャンピングカーで旅をしている話を聞く。できるだけ二人で旅に出るという老夫婦もある。一人ものは、かっこよく「一人旅でござんすよ」と出かけようか。そういう人生の閉じ方もいいなぁ。

長崎に、教会と修道院と病院が一緒のところがあった(ある)という。教会の鐘の音を聞きながらの最期も天に召されるにはいいかもしれないが。まぁ、そんなことは考えず、許すかぎりうつくしいものを見に出かけたいと思った。

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