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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

大きな悲しみも長時間発酵させれば

2022-06-29 19:01:51 | 日記

冬はきりりとした稜線がみえた伊吹山がこの暑さですこし溶けかかっているように感じます。いま、発酵のことを興味もっていますと、私の脳みそも発酵して(ならいいですが)腐るのではないかと感じます。ぼ~っとしてるのかネットニュースの「宇治のがん治療・・・」と読んで、宇治にがん治療の病院があったかしら?と思いました。「完治のがん治療・・・」でした。でも都合がいいのは「暑さ」のせいにできことですね。笑。

宮本輝の小説のお話はしましたが、未完のような感じでぶっつり終わりました。あとがきがありましたので読みましたら、「人生の大きなかなしみが、五年後、十年後、二十年後にに、思いもよらない幸福や人間的成長や福徳へと転換されていったとき、私たちは過去の不幸の意味について改めて深く思いを傾けるであろう」とありました。それを伝える一つの道具として「発酵食品」と使ったと言います。

確かに私自身も二十年以上の歳月を経て、全く逆のものへと変わったような気がしています。その場にとどまって不幸ばかり見ていいたら、おそらく別のものには変わらなかったと思うのです。そういう意味では、時間をかけてもがきながら、自分を発酵させていったのではないかと思うのです。それはその途中では、気が付かない作用なのではないでしょうか。

NHKのプロフェッショナルの主題歌を作ったスガシカオは食べ物がなく、お米だけはあったので炊いて胃薬をかけて食べたと話したことがありました。でも、自分の才能を信じていたそうです。おそらく、その信じるものが時間をかけてうまく発酵したのではないでしょうか。だから「もう一歩、前に進もう!」なのでしょうね。

 

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