すっきり晴れて伊吹山が久しぶりにその姿を現しました。ただ風が強いです。今日はごミサをサボりました。というよりか金沢でひいたらしい風邪でくしゃみと咳が出ます。熱はないのでいいのですが、これでは教会のごミサは迷惑だろうと、体を休めることにしました。でも、本当は風邪よりも、きちんと守ってきた生活を少しリズムを変えたかったのでしょう。
朝6時過ぎには起きて、イエス様やマリヤ様、そして仏壇ほか3名の仏さまにお水やらを供えます。7時のニュースには朝食になります。取材等で出かかる以外は外食もせず、いつも二人の食事を大事にしました。毎日の生活は順調ですが、先にはなにも見えません。
昨日の朝、地震の夢を見ました。夢判断ではあまりいい夢ではないようです。大きな地震でそばに父がいました。「おとうさん!」と呼んでいるので父なのでしょうが、やたら太った父でした。外に出るとウクライナの戦場のような光景でした。ああ、TVやネットの画像の見過ぎなのかなと思いました。何か大きな変化が起こる夢だそうですが・・・。
朝は厚焼きのトーストとコーヒーを2階でひとりで食べました。いつもは二人の食卓でご飯です。風邪のせいか身体がだるいです。それでもなんとか日常生活に戻りました。やはり2人の食卓にしようと、昼ごはんの準備をします。これが一番安心です。午後、ソファーに横になりながら、市川森一のドラマの小説化したものを読んでいました。夢物語のようなストーリです。ドラマはいいけど、活字にするものではないわと思いました。建築家として栄光を極めた初老の男性が、若い建築家の卵とその彼女とそして別れた奥さんとの間で起こる物語です。
最近は妥協だらけの作品だと若い建築家に言われて、初老の建築家は自分が若いころに建てた建築物を見に行きます。彼はハッとするのですね。余分なことを考えずにただ図面を描いて理想の建物を設計していた自分を思い出します。
確かに体調は良くないのですが、ここしばらくはなにかがおかしいと思う自分がいました。私の心身の半分は神様のもの、半分は大事な人のもの・・・。神さまのものの部分でボランティアをし、少しは人の役に立とうとしていました。若いころはそれで回せたのに・・・。いまは身体がついていきません。段々弱気になって、「私は不要なのだ」と思います。それが楽だから。思うようにいかないと、もうそっと去るのみになります。
でも、厚焼きのトーストをほおばりながら、早起きをして走っていたころの自分。根底に流れるその自分らしさを大切にしたいなと思いました。あなたも昔のひたむきな自分を思い出してみてくださいね。