夕飯の献立がマンネリ化しないようにと、材料を買いに出かけました。ポトフに使うすね肉が3軒のスーパーにありません。急に疲れてとぼとぼと帰宅しました。シチュー用の肉もほとんどありません。おそらく、牛肉はすき焼きか焼き肉用なのでしょうね。がっかりして帰宅してポストを開けると、あら?!和風のすてきな封書でした。だれ?だれ?表の字ではわかりません。裏の差出人は?先日取材に出かけた金沢の友禅染の作家さんからでした。(もちろん、シニアサッカーをされています)お送りした取材のときの写真へのお礼でした。こういう便箋を使うのだ・・・。きれいな友禅の工芸館のパンフもありました。「秋にいらしたときには、ご案内します」でしたが、いえいえ、こういう方のお訪ねするとふられるのです。笑。でも、ちょっとうれしくて・・・。
昨日は代表戦のサッカーを見て、やる気が感じられないと不機嫌でした。まだまだ、世界は遠いですね。読書の時間にして休みました。浅田次郎の短編小説集で、その中に、大学時代の恋人が忘れられなくて結婚しない一流デザイナーの話がありました。40代後半の素敵な女性です。舞台は青山や原宿界隈なので、なにか自分の思い出に重なりました。
「忘れようという努力は覚えていようということと等しい」と言います。どんなことでも忘れようとしているうちは心に住みついています。私の場合はそうして自分を責めました。責めないでいられることはありません。ほんとうにあほなんだからと。でも、昨夜思いました。「もういいんじゃないの」と。あほと気が付いたのでそれでいいんだからと。それに洗礼を受けたときに「罪は許された」のだから。いまさら書き換えられないことなのだから、それよりは今を大切にしないと・・・。
京都の夏椿の便りが聞こえました。来週は出かけようかな。少し、にんじんをぶら下げないと忘れたいことも忘れられないですね。だれとご一緒?たぶんね、ひとり!クシュン。