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どうして男と女は人生の途中で出会ってしまうの?

2022-06-05 18:14:41 | 日記

疲れていたけれども、ミサに出かけました。今日は英語のごミサ。フィリピンコミュニティの方が多いです。今日から神父様も夏服です。英語のごミサは明るくていいのですが、小さな子供たちが多く、さすがにミサの気分にはなれませんでした。さらに疲れて帰宅しました。休日らしく、少しぜいたくをとイチゴのホットケーキを焼きました。

それが終わるともうお昼寝しかありません。まずは睡眠誘導剤をと先日借りてきた重松清の「カシオペアの丘で」を読み出しました。図書館の本屋大賞のコーナーにありました。とてもていねいな心理描写で物語に引き込まれます。北海道で生まれ育った子供のころから仲良しの3人(俊介・敏彦・美智子)の関わり合いのお話です。俊介は東京に出ていき結婚して子供がいます。子供の時に敏彦は事故で車いすになり、美智子と結婚して北海道にいます。そう、美智子と俊介は大学時代恋人同士で同棲もしていました。

仕事も家庭も順調な俊介が末期の肺がんであることがわかるところから、ゆっくりと物語は始まります。さまざまな心の中のこだわりや秘密を正直に相手に気を使いながら、一人の人間の最期を見つめながら語りだします。

「神さまというのは、中途半端なことしかしてくれない。どうして、男と女は人生の途中で出会ってしまうのだろう。相手の人生の丸ごとを自分のものにすることが、どうしてできないのだろう」、「それが無理なんだったら、せめて、うん、せめて、おじいちゃんとおばあちゃんになって、のんびりとお茶でも啜って、哲生のお嫁さんの話とか、孫の話とか‥‥一日中、のーんびり二人でいられるような夫婦になりたかったんですけどね…」(本文より)

目が覚めると5時近くでした。身体も心もすっきりしました。

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