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配偶者のひみつ

2022-08-04 19:05:46 | 日記

経理の仕事の仕上げをし終わったとたん、雷が鳴りだしました。雨も激しくなりました。ああ、怖い怖いとパソコンのスイッチを切りました。子供のころは、祖母が蚊帳を(わかりますか?蚊帳が)つってくれました。弟と一緒に潜り込みます。二人では怖いので祖母も一緒です。特に弟は弱虫でした。ゴムの敷物を敷いて、これなら電気が通らないとか祖母が言っていました。

今日からは食後、2階へ上がって仕事をしなくて済みます。厳しい1週間ぐらいでした。(その割には出かけていましたが)「なんで早く頼んでくれなかったの。こんなごちゃごちゃのことをしていてはどんどん大変になるのに・・」と昨年亡くなったサッカー友に言います。彼が4年前に高校の仕事を辞めて、フリーでサッカー関連の仕事をしだしたときに個人の申告を頼まれていました。「NPOのほうも大変なんだよね」と話していました。今その状況を見てみるとつじつまを合わせることが難しいと判断したのかもしれません。でも、あの時言ってくれれば・・・。

彼がそのNPOの理事長を辞めたのは、亡くなった年でした。私は高校を辞めた時の話を少し聞いていましたが、大腸がんの手術をされた後でした。その後も食道にポリープができたとかで声がでなかったとか。それでも、子供たちの指導や街の人たちとの交流は続けていたのです。(仕事のことは家族にはなにも話さずに・・・)

もしかしたら、検査等の結果で、自分の体の状態をしっていたのではないかと思うのです。でも誰にも言わなかったのでは・・・。亡くなられたのは、仕事で行っていた北海道でした。家族は北海道で仕事とは知りませんでした。ずっとそんな感じで彼のことを信頼していたようです。

彼の生き方だったのか・・・。思いは複雑です。私に奥さんが「主人は経理をお願いしていたんですか?」とやや複雑な表情で尋ねられました。突然現れたおばあさん・・・。「Fさんと3人で姉弟みたいでした」それが一番正直な答えでした。

残されたものが知る自分の知らない配偶者の話。安心していて何も知らないのが幸せなのか・・・。私にはわかりません。

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