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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

天災でも人災でも それでも生きていく

2022-08-15 19:24:19 | 日記

東北地方の水害に心を痛めています。あと少しで収穫できるお米もリンゴも泥水の中です。ぷかぷかとリンゴが浮いているさまに「どうしたらいいのかわからない」という農家の方の言葉がさらに突き刺さります。炎天下のなかの、跡片付け・・・。3年間は水害時の匂いが消えないと宮城の方が話していました。1割くらいしか養鶏場の鶏が残らなかったといいます。「明日からどう生活すればいいのか・・・」生き物を育てるものの宿命と言うには残酷すぎます。ここ何年か川の氾濫などによる被害が増えていますね。熱海の土砂崩れは人災なのではないかと思いますが、どうすることもできない自然災害はどの程度の保障があるのでしょうか・・・。

そんなんことを思いながら、NHKの大河ドラマを見ていました。人の欲というものの、一族が生き延びるために手段を選ばずに人を殺めていかなくてはならないこと、その悲劇を三谷氏の脚本は抉り出していきます。話は違いますが、ギリシャ悲劇はあらゆる人間の愚かさの悲劇がある、これを学ぶと悲劇のシナリオは描けると大学時代に学びました。そのころは分からないこともありましたが、いまこの年になると悲劇は人が作ると思うのです。

全く違うお話ですが、それでも人は生きていかなくてはならないということをつくづく感じるのです。こうなったら自分はいきていけないなどという人は案外生き抜けて、平気そうに見える人のほうがぷつんと折れるといいます。折れそうになった時に誰がそばにいてくれたこと、藁をつかむようにでももがきながらでも、その方向に歩こうとしたこと。それが私を今日まで生かしています。

それにしても生きることは厳しいことですね。

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