そろそろ夏休みも終わりですね。子供の頃は、宿題の追い込みでした。あのぎりぎりで間に合うスリルは最近はなくなりました。
痛ましい事件が渋谷で起きました。昔、お友達が住んでいた近くなのでびっくりしました。15歳の女子中学生・・・。こころにかなり重い傷があるような気がします。普通の精神状態でなく、混乱した状態なのでしょうね。ある所から、人のこころは大きく普通の軌道を外れてしまうのではないでしょうか。ゆがめられていくのだと思います。歪みは成育過程の中でできてしまうことが多いように思います。
もと夫は私のこころのゆがみを治してあげたかったのに・・・できなかったと話しました。「どうせ私なんか・・・」とか「私はいいのよ・・・」というような素直でない心のことでしょうか。それは子どものころ、「お姉さんだから・・・」と我慢することが多かったからのような気がします。(実際はそうでなくても)弟が身体が弱く、皆がそれにかまっていたからかもしれません。そして、「私は橋の下で拾われてきた子なんだ」というようになりました。その時に、だれも「そんなことはないよ!」抱きしめてはくれませんでした。それを自分の心の歪みにするのは卑怯かもしれません。いじめられてきてもだれもかまってくれない、何も聞いてくれない・・・。それはやはり心の傷のような気がいます。
いじめにしても家族間の問題にしても(虐待とか)、だれかが「抱きしめて」あげないと傷は大きくなります。そして、傷ついた心は治るのに、傷ついて年月の倍かかると言います。
いのちがあるうちに治ることができて良かったと思います。それくらい心の問題は難しく、これからますますもっと多くの救済できる施設なりが必要だと思うのです。