体調を崩して2日間静かにしていました。外出も控えていたので、表に出ると、木々が色づいていました。それでも段々黄色も紅葉色もどこか色褪せています。4年前くらいにここを訪れた時のあの紅はありません。町もどんどん新しい住宅が建ち、風情のある街並みが消えていきます。それでも、ここの人たちのやさしさはかわりません。竹細工屋さんのおばあちゃんはカラスに食べられる前にと柿を取らせてくださいました。体調を崩したと言えば、何もできないけれど、そういう時は電話しなさいと言います。何かよくわらないのですが、私の発する言葉が変わったのか、いろいろな人が励ましてくださいます。
体調も悪くて、ぶろぐを書く力もなかったのですが、毎日書かなくてはという気持ちがなくなりました。というかこころが飢えていなくなったのかもしれません。何かに飢えていたのです。だから書かずには1日が終わりませんでした。それが1日のピリオドでした。経済的には厳しくなる一方ですが、「人生、なんとかなるものです」の言葉に励まされています。
生き延びるということは小さなこだわりをすてることかもしれませんね。