京都方面へ出かけると、周囲の山々がきれいに紅葉していました。寒いというほどでもなく、過ごしやすい毎日です。こころがざらざらしている感じで、なにか荒れています。シニアサッカーの任意団体の決算が終わり、ほっとしたのですが、自分のために働く時間が欲しくなります。昨日もサッカー友と話したのですが、何が起こるかわからないからお金は必要だよと。その例が電化製品が壊れるときです。本当に不幸が重なるように、冷蔵庫、次に洗濯機、そして炊飯器と故障が続くもので買い替えなくてはならなくなります。20代後半から働いてきたお金を人のためにつかってきたのだからもういいよね、という感じもあるのです。
「不信の時」有吉佐和子さんの小説でしたか。いま、たぶんそんな感じでこころがざらざらしているのだと思います。私のような間抜けは信じているほうが楽なのです。それに、自分も何回も人を裏切ったし・・・。
今日は、ほんの少しお金が使えるのでおいしいものを食べようと思いました。そして、シニアサッカーの寄付金が入る口座の通帳を打ち込みに行きました。この口座は16年前に冊子を作り出してその印刷代のカンパに作った口座で、もう12年以上休眠でした。今回、団体名の口座なので復活させたのです。そこに16年前に支援いただいた方が、今回またご寄付くださいました。当時は仕事の関係で存じあげていましたが、サッカー友としてもずっとお付き合いをしていました。ああ、16年・・・。紺の背広の似合う英語の発音がとてもきれいな私などが気軽にお話はできない偉い方でした。お互いに年は取りましたが、かわらない支援をずっとくださいました。所詮、私は人のために人を信じて生きるほうが楽なのだと思いました。バランスを取りながら、働くしかないなぁと思うのです。あとは神のみが知るです。
帰りの電車の中で、北へ向かうほど紅葉は紅くきれいになりました。