月が美しい季節になりました。空気が澄んできたのでしょう。和歌に多く詠まれてきたように、月はロマンチックな思いにさせてくれます。「あの人もこの月を見ているのだろうか」と思うと。
三島由紀夫の『春の雪』を読み出しました。4回目になるでしょうか。やっと三島の華麗で重厚な文章にも耐えられえるようになりました。月を見ながらあの聡子の情熱というか何かを狂わせるような濃厚な部分を感じるのです。そして私の中にもまだ流れているそんな妖しい情熱に戸惑うのです。ただ年を重ねただけ、十六夜の月なのです。戸惑いながら、躊躇しながら、でも確実に心の奥ある想いを雲は隠してくれるのでしょうか。想いを聡子は仏に、私はイエスに向けてただ祈るのでしょうか。祈りとはより純化された愛なのかもしれませんね。
三島由紀夫の『春の雪』を読み出しました。4回目になるでしょうか。やっと三島の華麗で重厚な文章にも耐えられえるようになりました。月を見ながらあの聡子の情熱というか何かを狂わせるような濃厚な部分を感じるのです。そして私の中にもまだ流れているそんな妖しい情熱に戸惑うのです。ただ年を重ねただけ、十六夜の月なのです。戸惑いながら、躊躇しながら、でも確実に心の奥ある想いを雲は隠してくれるのでしょうか。想いを聡子は仏に、私はイエスに向けてただ祈るのでしょうか。祈りとはより純化された愛なのかもしれませんね。
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