わが庵 夢を追いかけて

　お勤めから解放されていいことは、朝、もう少し　と寝ていられること。何がなんでもその時間に起きないといけないのとは大違いです。あたたかいお布団なかで「あと１０分」と言えるのは幸せです。

　物置になりつつある和室（仏間）の整理整頓を今日はしないと　と始めました。この部屋はベランダ側でないので陽が当たらず寒いのであまり出入りもしません。出てくるのは、紙ばかりですが、整理しないと溜まるばかりです。今日のヒットは「洗礼証明書」が出てきたことです。自分で入れたところになくずっと探していました。これがあれば全国どこへ行っても教会へ行けます。全て保障されたように信じています。もう一つは　、５０歳くらいのときに作ったレストハウス「あ・うん」のパンフレットです。千葉の茂原からバスで１５分くらい入った白子町というところに３０００坪を有するレストラン「まきのきてい」の中にお借りした建物です。誰でも自由にいつでも使える『庵』でした。

　会いたくなったら　いつでも何も持たずに飛んでおいで　おいしい空気をご馳走に待っているから

『縁側に寝転んで、はらりと花びらの散る瞬間を見たことがある。何もなかったようにまた時が流れていく。

真っ赤に沈んでいく太陽を見て、なぜか涙が流れたことがある。打ち寄せる波の音だけが聞こえて、静かに時が過ぎていく。そんな時間を求めて、私はここに一軒の家を探しました。あなたと私のために。・・・・』

　忙しく掃除にもいけず手放しました。でも、いまもこの夢は変わらないのです。