例年なら周囲の山が色づいてくるのですが、今年はまだグリーンのなかの斑の紅です。うつくしい?紅葉は月末ではないでしょうか。
以前にもぶろぐに書いています今東光氏の
「浅く契りて末遂げよ 紅葉葉みよ 濃きがまず散るに候」 という言葉です。(小説お吟さまより)この何でもなく聞いてしまう浅く契りて末遂げよが、実際にわかるには苦い恋の経験も必要ですね。激しく燃え上がる恋はむなしく終わることが多いかもしれません。発酵食品ではありませんが、ゆっくりと熟成した恋は芳しい香りがする気がします。でも、経験してみることですね。なんでも経験とそれに対する考察でしょうか。
毎日が穏やかになりました。まわりはいろいろ不平不満やらで騒いでいますが、それに疲れて帰宅して、粗末な食事をして、夏の間はシャワーで済ましていたお風呂にゆっくり入り、こうしてブログを書けるのは幸せです。こころが外に向いているのではなく内に深く入っているからではないでしょうか。自分が時間をかけて発酵させたものが見えてきたからかもしれません。
長浜の晩秋?の夜長。和の照明がぼんやりとガラス越しに映ります。あの人は何をしているのかな?
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