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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

宇宙船地球号

2017-01-20 22:49:13 | 日記
 大寒。確かに寒い。そんな時、『今、省エネとは?』というお話を省エネルギーセンターのT氏からお聞きした。具体的な省エネの話は次回になったが、わかりやすい内容で改めて、その危機感を感じた。特にHOW TO だけでなく、概念として「宇宙大の発想と、宇宙からの鳥瞰を可能にする技術」と「追求すべき価値は、継続可能な幸せ→ブータンのGNH(Gross
National Happiness)」だった。『地球人』としての発想が必要だという。

 お話を聞いていたのは40歳以上の人たちで、省エネの話になると「昔は火鉢くらいしか暖をとるものがなかった」とか「3.11のときは、節電ができたのに・・」などが話題になりました。たしかに、3.11の節電では、時間で停電になり、パソコンが停止し仕事にはなりませんでした。停電の時間帯によっては、食事のしたくもできませんでした。駅も街も暗かったですね。でも、もう忘れてしまっています。

 NHKで特集した「サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ著」を思い出しました。「文明は人間を幸せにしたか?」という問いに、そうでないことが多いのかもしれないと最近思うのです。なぜ、そこまで便利にならなくてはならないのだろうか?脳のシナプスが切れていくのではないか、手の機能は半分になるのではないか、など便利すぎて人間はだめになる気がします。

 都会で家風呂のなかった我が家は、冬の寒い日でも銭湯に行きました。それこそ神田川の世界で石鹸がカタカタ鳴って、母に冬の夜空の星座を教えてもらいました。それはやはり親子の幸せな時間だったように思います。もう、戻ることのできない便利な生活。継続可能なしあわせとは?青い鳥のような気もします。

 
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相合傘

2017-01-18 23:22:47 | 日記
 寒波に襲われた後の暖かい一日。母の「物忘れ外来」へ通院の日。母は楽しみにしているらしいです。昼はお気に入りのファミレスへ。といっても行きは20分、帰りはパワーアップして15分で歩きますが、それは忍耐のいる時間です。大好きな主治医の先生に会えるので、着るものもお気に入りのものです。

 母は、先生から前回、来年のカレンダー用に手作りの小物の写真を撮りたいのでなにかあれば持って来て欲しいと言われました。今朝、実家へ着くと紙袋に大事そうに紙で作った傘が準備されていました。「えっ、お母さん先生と約束したの覚えていたの?」でした。5分しか記憶の持たない母が・・・。クリニックまでは私が持っていきましたが、診察室へはしっかり持って入りました。先生も覚えていたことにびっくり。先生と母で盛り上がっていました。うれしかったのか、先生もパソコンの横に飾っていました。

 帰りは薬をもらう間、母はドトールでケーキセッをト楽しみます。薬局で先生のカルテを読むと『相合傘を持ってきてくれました』母が先生を大好きなのがよくわかりました。「相合傘」なにか久しぶりに聞く言葉でした。いいなぁ。 

 

 
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雪景色

2017-01-16 12:53:39 | 日記
 寒波の影響で各地に雪の影響がでています。TVで見るだけでも、背丈よりも雪が積もった中で、特にお年よりはどう生活していくのだろう? と思います。京都の雪景色はきれいですが、雪の中を女子駅伝で京の街を走った選手は大丈夫だったのでしょうか。雪が降らなくても気温は低く、外へ出るのが億劫になります。このごろは腰よりも肩の痛みがひどく、肩にカイロを貼っています。年をとったら、暖かいところで暮らしたい思います。ですから、今、あたたかい部屋で暮らせることに幸せを感じます。

 布団のなかで、「キムタクは以前はもっときれいな顔をしていたのに・・・・」などと思いながら、十年という年月を考えてました。十年前、私は何をしていたのだろうか?それすらあいまいです。少しずつ記憶を辿ります。毎朝早起きをして1時間以上電車に乗って働いていました。夜も家庭教師をしている日もありました。そのころ、今の自分を想像していただろうか?私の中には、いつも働いている自分の姿しかありませんでした。そして今も。あと十年働くのだろうか。暖かい南の島でのんびりしている姿は想像できないのだろうか。

 静かな夜に思うこと。それはどう死を迎えるのか。雪の中で静かに眠ることは出来るのだろうか。雪は、ふと人を惑わすなにか魔物のような気もします。

  
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 通い婚

2017-01-13 23:17:14 | 日記
晴れていても空気が冷たい。センター試験のころはよく雪が降ります。中学入試もこの時期から2月にかけて。よく、受験が夏では間が抜ける気がすると話したものですが、寒くて風邪のシーズンには、受験生は神経を使います。

 梅の花の和歌を思い出していました。「人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞむかしの香ににほいける」などを。そういえば、高校の古典先生の授業はおもしろかったなぁ など思い出しています。「○○が娘」という女系家族の呼び方がいいと思いました。通い婚がいいと思ったのですね。どうも高校のころからいわゆる結婚という形態に憧れなかったのかもしれません。そんな危険思想?があったのですね。好きな人と一緒にいたいと思ったことは当然ありましたが、どこかで「通ってくる夫」がよかったのかもしれません。日常という薄められたものがいやなのかもしれません。それよりもリスクのある「距離」がよかったのかもしれません。離れている方がよくわかることがあります。離れてみてわかることも。昔は近くに(一緒に)いないと不安でしかたなかったのに、いま距離は心の距離だと思うようになりました。強くなったのか少し大人になったのか。

 「花だにも同じ心にさくものを植ゑたる人の心しらなむ 」 が「人はいさ・・」の和歌の返歌とか。

 
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春のひかり

2017-01-12 12:31:43 | 日記
 寒波が来ているというのですが、湘南平塚は暖かいです。決断しなくてはならないことも多く、迷いながら散歩に出ました。今年は春が早いのか、どことなく空気が春めいています。20分くらい歩くと総合運動公園があるので、そろそろ梅が咲いたのではと、カメラを持っていきました。一区画梅林のようなところがあります。花が咲いているのは2本くらいで、「桜切らる馬鹿、梅切らぬ馬鹿」か枝を落としていました。その中を歩いていると花は少ないのに梅の香りがしてきます。

 染色家の志村ふくみさんが桜を染めるには、ピンクの色は花ではなく幹のの表皮を使用すると書いていました。桜色は幹からにじみ出てくるということでした。美しいい桜の色は、その幹から出てくるというお話を覚えています。もしかしたら、梅の香りも花からくるだけでなく、幹や枝から香ってくるのではと思いました。

 若いころはともかく、この年になりますといままでどう生きてきたかがどうしても出てきてしまう気がします。隠すことの出来ない生活の香りであり、生きてきた人生の香りでしょうか。やはり幹の部分が大事なのかな?などと思いながら梅林を出ました

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