ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

天空の散歩 第二日

2011年07月15日 | 山旅

4時起き5時出発を目指していたのに寝過ごして1時間ほど出遅れる。さらにその後痛恨のミスを犯してしまう。

テント場からしばらく行くと雪渓が出てきてまだ夏道は出ていない。何気なく先行者に釣られて雪渓を歩いていたら気づいたときには狭くて急な雪渓になっていた。

 

なんとなくおかしいなと思いつつもさらに進むと明らかに行き止まりの様相

 

本来登るはずの雪渓の隣の枝谷の小さな雪渓に入ってしまったようだ。なんとか本来の雪渓にトラバースできないかと悪あがきをしたが結局は元へ戻るしかなく1時間ほどロスをしてしまう。

こちらが本来の大きな雪渓。地形を見ていればすぐにわかることなのに先行者がいるからと迷い込んでしまった自分の馬鹿さかげんに「バカ、バカ、バカ」と頭をたたきたくなる

 

しばらく行くと槍ヶ岳と天狗原方面への分岐となる。今回は天狗原から南岳を目指す

 

残雪が多く、南岳への道もまだ半分ほどは雪渓の下だが、雪渓上の竹竿を頼りに進んでいく。雪渓を従えた槍ヶ岳は貫禄十分

 

雪渓が終わってから上部は段差の大きい岩場で標高差500Mほどの上りが重い荷物の身には堪える。よろよろになりながらなんとか稜線に出て南岳頂上に到着。後は常念岳

 

本来の予定ではこのあと槍方面を目指すはずだったがそんな気力はなく、穂高側に少し下って南岳小屋で本日沈没。CCレモン500L500円也を一気飲み。

少し休んでから小屋から上がった獅子鼻というところから穂高連峰を眺めることにする。ここ南岳から南の穂高連峰への登山道は岩場続きで、日本の一般登山道としては最難関のひとつである。丸で囲んだところを拡大すると

 

わずかに北穂高小屋が見える。いつ見てもよくあんなところに建てたものだと感心する。今ならヘリで荷揚げするところだが、最初この小屋を作ったときは木材を涸沢から南稜を通って人手で運んだそうだ。

 

今日のテント場はがら空き

 

 

 

 

 

 

 

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