ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

ウィークエンドはパリで

2014年11月10日 | 映画

結婚30年を祝うためにかって新婚旅行で訪れたパリを再訪するイギリスバーミンガムの夫婦の話。

2人とも教員で夫のニックは最近大学から解雇を言い渡されたことを打ち明ける。なんとなく2人の会話はかみ合わず、妻メグは離婚したい気持ちをちらつかせたりする。ニックは妻から捨てられたくないという気持ちが強い。

夫婦が派手に喧嘩するとか、反対にベタベタするとかなら観ている方はおもしろいのだが、この2人の会話とかお互いの距離とかが中途半端に思えて観ているとなんとなくうっとうしい。夫の方が惨めたらしく見えるところもイライラする。 

街で偶然夫の昔の友人に会い、ホームパーティーに招待されるがそこでもメグは他の男性から食事に誘われまんざらでもない。しかし最終的には2人は改めてお互いの気持ちを確かめあって元のさやに収まってめでたしめでたしか・・・。

2人がフランス料理店で無銭飲食したり、高級ホテル部屋の壁に写真を張ったり落書きしたり、挙句の果てはホテル代まで払えなくなったりする無軌道ぶりもあまり笑えるものではなく後味の悪さが残った。

人生の終盤、自由な時間ができ人生を楽しもうと思えば、家族、友人などあらゆる関係でストレスになる関係は持ちたくないのだが、実際はそうはいかないのかなぁ。

 

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