平地の桜はすでに葉桜。最近は山の桜も咲くのが早くなって、桜情報によれば吉野の桜もすでに散りはじめているとのこと。以前吉野に行ったときはツアーで下千本の辺りの人混みの埃っぽいところで弁当を使った覚えしかない。今回は一番奥の青根ヶ峰まで上ってみることにする。
阿倍野からの近鉄吉野行の電車を待つ人のほとんどは花見客のようだ。平日でもけっこうな数の人が並んでいる。電車が入ってきて乗り込もうとした瞬間、1人のおばさんがあっという間に割り込んで乗り込み2人分の座席を確保、あとから来た連れと並んで座っておしゃべりが始まる。話題で最近の外国人観光客の行儀の悪さをあげつらっていたが、さっきのあんたの割り込みはどうなのと思わず突っ込みたくなってしまった。
乗り換え駅の橿原神宮前でさらに乗客が増え、車内は満員。恐るべし吉野の桜
11時吉野着、上り始めるが参道はのんびり歩く人でいっぱい。ごぼう抜きで先へ行かせてもらう。やはり下の方はすでに落花盛んになっている。
中千本辺りからの眺め
上千本の辺りはさすがにきれい
一本桜も
上千本くらいで脱落する人が多いが、それでもその先の金峯神社まで頑張る人もけっこう多い。
西行庵のある辺りが奥千本らしい
ここからさらに上って、青根ヶ峰(857M)着。三角点とベンチがあるのみ
ここからさらに南に下ると大峰奥駆道となり山上ヶ岳へと続く
それにしても今日は気温が低い。そのつもりでパッチも履き手袋も用意してきたがいったん立ち止まると寒い。早々に来た道を帰ることにする。
再度上千本辺り
中千本辺りから対面の斜面
電車の時間まで余裕があるので竹林寺のお庭拝見。池が桜の花びらでびっしり
シャクナゲ
参道で出会った横座りわんこ
ウトウトわんこ
網目爆睡わんこ
俯瞰して撮ると山全体がピンクに染まる吉野山の桜だが、高さを変えて観るとまた印象が違う美しさがある。しかしそれを観るには人混みを我慢せねばならない。近場の保久良山で時間や人を気にせず、のんびり観る桜の方が私の性にあっているかもしれないと思った1日だった。