山の絶景とその山に取り付く人間のドキュメンタリー映画「クレイジー・フォー・マウンテン」を観てきた。
ロッククライミング、スキーなどはもちろん、その他にも自転車、フライングスーツなど、命知らずの映像には驚いたり、呆れたり。それでも山は泰然自若としている。何せ人間とはキャリアが違う。太古の昔からそこにあるのだから「どうぞご勝手に遊びたまえ。ただし命の保証はしないかんね」とでもいっているようだ。
音楽にビバルディの四季の冬が使われていたり、雪山の映像が多く、正気とは思えないようなスリル満点の映像もあって涼しくなること必定。今の猛暑を忘れさせてくれる作品だ。
さらにこれも鑑賞
こちらは世界の厳しい現実を切り取った写真ばかりで観ているとつらい。
理不尽に命を奪われる人間の映像、自ら進んで山に命を懸ける人の映像。両方を見るとなんとも複雑な気分にさせられたのだった。