標高の高い山では秋真っ盛り。そうなるとなかなか家でじっとはしていられない。今回は木曽駒ヶ岳から北東の稜線上にある将棊頭山に行ってみることにする。
まずは麓の駒ヶ根市のマンホール
平日だが駒ヶ根駅からしらび平へ向かうバスは満員、途中の菅の台では車からバスに乗り換える人が長蛇の列を作っていた。
しらび平からのロープウェイを使えば一気に標高2640Mの千畳敷へ
鮮やかな紅葉が、といいたいところだが色づきはいまひとつ。
早朝には零下だったらしく足元を見ると氷が張っている。
歩き出して40分で浄土乗越へ。南アルプス方面には雲海が
木曽駒へは帰りに寄ることにして、いったん下って濃ヶ池に下りていく。空が青い
濃ヶ池
木曽駒八合目の分岐から緩やかに将棊頭山に登っていく。
頂上手前の遭難碑。大正時代に地元の中学生一行が荒天により低体温症で11名亡くなっている。のちに新田次郎が書いた「聖職の碑」として有名だ。
出発から3時間ほどで将棊頭山頂上着
天気は上々、ゆっくり眺めを楽しむ。直下の西駒山荘はコロナの影響で今年は営業していない
30分ほど眺めを楽しんで、来た道を分岐まで引き返し、木曽駒ヶ岳へ登っていく
振り返って将棊頭山への稜線
朝通った濃ヶ池
ウラシマツツジの赤
ナナカマドの赤
岩場の馬の背を過ぎれば木曽駒頂上は近い
頂上到着。さすがに人が多い
三ノ沢岳への稜線
中岳を経て千畳敷に戻ることにするが、今日は久しぶりに宝剣岳にも上っておく
宝剣の頂上に人が立っているのが見える
久しぶりの本格的な岩場に少々緊張するが怖楽しくもある
20分ほどで頂上へ。さっき人が立っていたのはこの岩の上だ。上ることはできそうだが下りるのが怖いので止めておく
慎重に下って乗越へ戻る。何時間も緊張が続く岩山の縦走はもうあまりしたくはないが、宝剣岳は短い区間の岩山なので心地よい緊張を味わうにはいいところだ。
1430時千畳敷まで下りてくるが下りのロープウェイは1時間半待ち。平日でも紅葉の季節はやはり特別のようだ。週末はかなりの密になりそうだ。
木曽駒にはいくつかの登山口があるがどこから上っても標高差が大きく登りごたえがある。そこで最近はついロープウェイを使ってしまうことが多いが、そのおかげで今日は3つの頂上を一気に踏んでしまったのだった