以前九州で歩いたオルレが楽しかったので今回は宮城のオルレを歩いてみる。オルレでは設定されたコースを目印に従って歩き、車で行く観光名所というよりその地方の素朴な見どころを楽しむことができる。コースによっては上り下りがあるところもあってハイキングよりはトレッキングの趣がある。
今日は大崎・鳴子温泉コースを歩く。出発点は紅葉の名所鳴子峡だがすでに落葉してしまっていて土曜日だというのに駐車場に車も停まっていない。葉が散るのと一緒に人も散ってしまったようだ。
馬の形の赤いのは出発点と方向を示すシンボル。頭の方へ進む
いざ出発と思っていたら案内板に通常のコースの最初の大深沢で橋が通れなくなっているので迂回せよとの指示が出ている。やむなく迂回し次の小深沢へ向かう。この辺りは芭蕉の奥の細道のルートでもある。
クマも出るので、一応鳴らしておく
目印はテープ、矢印など
まだ紅葉が見頃のところもあって
こけし館を通り抜け尿前の関へ
「尿」の付く由来が知りたかったが書かれていない。芭蕉はここを通るのにかなり厳しく詮議されたようだ
紅葉の下には芭蕉さんが佇んでいる
道は時々車道に出たりするが基本はのんびりした田舎道を歩く。ヤギに出会うことも
JRの踏切を渡りゴールは鳴子温泉
鳴子温泉といえば
スタート地点で迂回があって本来のルートを省略したので予定よりかなり早く着いてしまった。あとはのんびり温泉に入って終了
それにしてもこのオルレ、土曜日だというのに他に誰にも出会わなかった。認知度が低いのか人気がないのか。歩くことを厭わなければ車では見落としてしまうところも観ることができてなかなか楽しいのだが、もう少しPRしてもよさそうだ