安曇野を流れる用水路、拾ケ堰に関する本を最近手に入れた。そこでその実地見学のハイキングである。
拾ケ堰は200年ほど前に安曇野の農業に欠かせない水を奈良井川から引き入れた用水路で、拾ケ堰の名前は関係する村が10あったことに由来する。
まずは奈良井川からの分水地点
梓川サイフォン
シーリングマシンの頭部
用水路沿いの道は自転車専用路で車が来ないのでのんびりと歩ける。桜並木もあるがまだつぼみが固い
この辺り、バックに常念岳が見えるはずだが、今日は曇天
芽吹きの木が用水路に映える
わずかに咲き始めた1本
マンホール
万水川とのクロス地点
この辺りで拾ケ堰は90度流れを変えて穂高の方に向かう
鮮やかなマンホール
あとは穂高の駅まで行けばいいのだが、これまでのルートには一切店などが近くにないので空腹を覚える。残りは後日にすることにして豊科の駅に向かうことにする。
その途中で見かけた家の塀。よく見ると薪が詰められている。こんなのは初めて見た
豊科の白鳥マンホール
この堰が計画されたのは1800年代初め。完成まで3か月という短さだったことから当時の強い熱意が感じられる。時代ごとに手が入り、農業を支え安曇野の風景に溶け込んでいる拾ケ堰を感じることができた1日だった