昨年のこの時期、向山連山のヒカゲツツジを観にJR福知山線に乗ったとき、三田市の武庫川沿いに果てしなく長い桜並木があることに気づいた。花が咲いていないときにはただの並木だが、花が咲くと華やかな桜回廊が出現する。
この並木は日本海と瀬戸内海を結ぶ「ふるさと桜づつみ回廊」の一部で25キロの長さがあり、有名な弘前の桜並木の20キロを超えているとのこと。
少し遅いかもしれないが観に行ってみることにした
三田駅で降りて新三田駅を目指して歩き出す。途中の総合文化センターの辺りではお花見中の人もいたが、そこを過ぎるとほとんど人はいない。ただただ桜の回廊があるのみ。
店もトイレもない。ベンチさえほとんどない
時々レンゲ畑もあったりするが
ひたすら並木が続く
新三田駅に近づくとやっとスタバがあったのでここで一休み。また広野駅の方に歩き出すがきりがないので新三田の駅に引き返す。
花は散り始めていたが、まだまだ見頃でいやというほど桜の花を堪能した。これだけ距離が長いと人も分散してほとんどいない。こんなゆったりした花見も珍しい。花見客がせせこましい場所に集中するのが嘘のような静かなお花見だった。