18歳と15歳の姉弟を持つ中年のカップル、最近ちょっとした感情の行き違いなどで倦怠期を迎えている。そこへ現れた一人の男の存在が起こす家族内の細波、大波といった物語。
ただこのカップル、男女ではなく女女の組み合わせ、つまりレズビアンの夫婦。現れた男は精子を提供した、姉弟の生物学上の父親といういかにも現代のアメリカらしいユニークな設定になっている。
普通とは少し違った家庭だが、登場人物たちのお互いの立場、性格などがうまく描かれていて違和感を感じずに観ていられる。家族全員がそれぞれ傷つき、悩むことになるが、最後は少しホッとする結末になっている。
実写を離れ大仕掛けのものが多い最近のアメリカ映画の中ではホームドラマの王道をいくような作品といえるかも。
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